お父さんが家にいなくても“パパっ子”な子どもに育てる方法4つ
2014年9月17日 | よみものお父さんが家にいなくても“パパっ子”な子どもに育てる方法4つ

【パパからのご相談】
2歳の男の子がいます。私は職業上、不定期そして、不規則な勤務時間のため1週間に1、2回、それも2時間くらいしか、起きている子どもに会えることはありません。あるとき、子どもと遊ぼうと思って、「○○クン、たまにはパパと遊びまちょ♪」と声をかけたら、知らない人でも見るような表情をして、妻の後ろに隠れてしまい、結局遊ぶことができませんでした。妻は、「仕方がないわよ~家にいないんだから……そのうち慣れるわよ~」なんて励ましてくれますが、とても寂しくて仕方ありません。自分の子なのに……。
私のように仕事で家庭に不在がちな父親と子どもとの絆を強くする方法を教えてください。
全然悲観的になることはないですよ。
はじめまして。藤じゅんです。ご相談ありがとうございます。
毎日お仕事ご苦労様です。そしてお疲れ様です。ご家族のため、一生懸命、不規則なお仕事をこなされていらっしゃるのですね……。とても立派だと思います。
そんな中、奥様もご主人不在のときが多い中、初めての子育てがんばっていらっしゃるのですね。2歳と言えば、自我が芽生え始めちょうど“イヤイヤ期”に突入するとされる時期……きっと、奥様も手を焼き始めているのではないでしょうか?
もしかしたら、お子さんはパパであるあなたに照れてしまっているのかもしれませんね。久しぶりに会うパパに緊張してしまっているのかもしれません。

パパの存在をいつも感じさせてあげましょう……。パパ好きな子どもになってもらうためのアイデア4つ
そこで、お子さんが久しぶりに会ったパパにすんなり甘えることができるように、普段、パパが不在のときにどんなことができるのか考えてみることにしましょう。
ここでは、ママである奥様の力が最大限に力を発揮するのではないかと思いますよ。
(1)ママ(奥様)が、「ママはパパが大好きよ。○○ちゃんもパパ大好きだよね~」とお子さんに話しかける
例えば、パパの写真を見ながら、絵本にパパという存在が登場したときなどを利用してパパの存在をアピールしてもらう。
(2)ママ(奥様)がパパの所有物を指しながら、「これはパパのだね」とお子さんに教えてみる
この時期の子どもは物の名前をどんどん覚えていきます。物の名前を教えると同時にパパの存在も教える良いきっかけかもしれませんね。
(3)寝ているお子さんにそっと声をかけてみる
夜遅くでも、明け方であっても帰宅したらそっと、そーっとお子さんに、「○○ちゃんただいま」と、出かけるときには、「○○ちゃん行ってくるね」と小声で声をかけてあげてください。もちろん、「○○ちゃんおはよう」「○○ちゃんおやすみ」でも良いと思います。
もしかしたら、お子さんの夢の中にパパが登場するかもしれませんね……。
(4)一緒に居るときはお子さんとのスキンシップを一番に……
パパは、お子さんと一緒のときはママを差し置いてでもお子さんと肌と肌とを触れ合っていてください。「可愛いね、可愛いね……」と話しかけながら……。
それだけでも十分お子さんとの触れあった絆が蓄積されるはずですよ。
一番必要なことは……
まだまだ方法は色々とあると思いますが、ママである奥様の協力は必ず必要になると思います。ママの力を借りましょう!
そのためにも、夫であるあなたが、奥様を大切にして思いやる姿をお子さんに見せることはとても大切です。
この時期のお子さんは無条件にママが大好きです。その大好きなママをパパであるあなたが大切にしている言動は、どんなに小さくともお子さんも喜びとして感じているはずなのです。相乗効果だと思いませんか?
これらのことについて、児童学研究会会長、そして医学博士である平井信義氏が著書の中で『3歳までは両親のひざの上にのせてやる』『からだで甘えさせてあげる』『子どもとの肌の触れ合いの大切さ』『思いやりの心はまず夫婦の間で……』などのメッセージを親に送っています。
とりわけママに向けられているメッセージと捉えがちですが、パパも率先して行ってほしいですね。
先の話になってしまいますが……もう少し大きいお子さんになると、パパからのお手紙付きお土産……これが効果を発揮し始めるようになるかもしれません。
いかがでしたでしょうか? 参考になれば嬉しく思います。
この時期のお子さんは本当に可愛いものです。お子さんとの時間、精いっぱい楽しく過ごされてくださいね。
●ライター/藤じゅん(カウンセラー)