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親の5悪と言われる「子育ての5Kタブー」とは

親の5悪と言われる「子育ての5Kタブー」とは

【ママからのご相談】
ついつい子どものことが気になって仕方がありません。連絡帳の字が汚い、宿題を忘れる、雲行きが怪しいのに傘を忘れた。そんなときは必ず届けに行くのですが、主人から、「やめておけ」と言われました。過保護すぎるのでしょうか?

a “過ぎたるはなお及ばざるがごとし”です。忘れてつらい目にあうのも子どもにとっては勉強です。

ご相談ありがとうございます。ママライターの*SARASA*です。

お子さんのこと、心配ですよね。お気持ちはわかりますが、ほどほどにいたしましょう。

宿題を忘れて、悲しい思いをするのも、お子さんにとっては、大事な勉強の一つなのです。

140912sarasa

子育ての5Kタブーとは

『子育ての5Kダブー』をご紹介します。

・過保護(手のかけすぎ)
・過干渉(口のかけすぎ)
・過許可(物や許可の与えすぎ)
・過放任(まかせすぎ、手抜きのしすぎ)
・過期待(期待のかけすぎ)

以上が、親の五悪、5Kと言われるものです。

(1)過保護

過保護とは、「危ない」「だめ」などを、親が過度に手をかけて、子どもの自発性を奪ってしまうことです。

親の不安を子どもに押し付けることで、何とかしたいと思っているのです。

これは親の愛情の一方通行です。こうしたことを繰り返していると、子どもは、全ての面に対し受け身にならざるを得ません。

こうした関わりが強すぎると、自分から積極的に行動しなくなり、新しいことに挑戦しなくなってしまう、依存心の強い子になるといいます。

(2)過干渉

過干渉は、子どもの行動を支配してしまうことです。

例えば外に遊びに行きたい子に対し、「帽子はかぶったの?」「宿題が済んでから行きなさい」「五時に帰ってきなさい!」など先回りして口に出してしまうことです。よくあることでは? と思いますが、全て指示語・命令語なのです。

また、結果を先に口に出してしまうため、子どもが、「今日は暑いから帽子をかぶろう」「宿題が多いから早く帰ろうかな」など考える隙さえありません。

自分で決める経験が少ない子はやがて、「○○しても良いのかなぁ?」「本当にこれで大丈夫なの?」と全て親の指示を仰ぐようになってしまいます。

物事を何でも人のせいにする、指示待ち人間を作る方法だと言います。

(3)過許可

過許可とは、過度に物・金銭、許可を与えてしまうことです。

「子どもの言いなりにならないと後で怖いから……」と考えてしまい、何でも子どもの言いなりになってしまう。こうした子どもが望む以上の物・許可の与えすぎは、親の義務放棄です。

こうして育つと自分で考える経験を、苦労もすることもありません。すぐキレる、我慢できない子になってしまうといいます。

(4)過期待

過期待は、文字通り期待のかけすぎです。

「私ならこうするのに……」「他所のあの子はああしているのに、何でうちの子は!」と不当に怒りを顕にすることです。期待をかけすぎて、子どもを褒めません。子どもの問題なのに親が過度に前に出て問題を解決しようとしたりします。

こうすると、子どもは親が何でも解決してくれると考えます。そして何かと人のせいにしたり、誰かに頼っていなければならないような、自信のない無気力な子になるといいます。

(5)過放任

過放任とは、「何でもやりたいようにして良いよ」と過度に放任することです。

親が子に愛情を注がず、行きすぎると親の無関心、やがて無責任、最後は責任そのものの放棄につながりかねないというのです。

寂しい気持ちを抱えたままの、乱暴で冷淡、自分勝手な子になってしまうといいます。

親が関わらなくて良いこと5つ

あえて親が関わらずにいたい、お子さんの行動をご紹介します。

『ギルフォード博士の子どもに自信をもたせる育て方』によれば、以下の5つだそうです。

・1……積極性、行動力に伴う意欲や姿勢を見せたとき
・2……自分で考えること、行動すること、知的活動をしているとき
・3……友達のこと、きょうだいげんか
・4……知識、技能、技術を習得しようとしているとき
・5……集中、熱中体験をしているとき


黙って、その言葉を、行動を見つめてあげていてください。口出しは無用です。

そして、どんな結果になろうとも、「頑張ったね」とお子さんを認めてあげてくださいね。失敗したら、もう一回頑張れば良い。できなければもう一回!

どんな出来事も経験するからこそ育つものがあるのです。

自分で考え、判断し、コントロールする。子どもが自立・自律するには、親子にちょうど良い距離が大切なのだと思います。何でもやりすぎることは良くないようです。

【参考文献】
・『ギルフォード博士の子どもに自信をもたせる育て方』白浜洋征・著

●ライター/*SARASA*(ママライター)

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