シングルマザーが傷つく偏見セリフ3選
2014年9月9日 | よみものシングルマザーが傷つく偏見セリフ3選

【ママからのご相談】
現在2歳の子どもを持つシングルマザーです。離婚して1年になります。離婚した当時から、周りからの母子家庭に対する偏見のような言葉や態度に悩まされ、子育てにも自信がなくなってきました。そんなに母子家庭はダメなことでしょうか?
一番大切なのは気にしないこと! 自分は自分と思うこと。
ご相談ありがとうございます。ママライターのみいゆです。
今でこそシングルマザーが増えて、昔よりは周りから嫌なことを言われることも少なくなりました。しかし、実際まだまだシングルマザーに対しての偏見は多くあります。
ご相談者様のようにそれを根に持ってしまうと、どんどん悩んでしまい、自分の子育てに自信が持てなくなってしまいます。心理カウンセラーの鈴木雅幸氏は、人の目を気にしない方法に『やるべきことに専念すること』を挙げています。
心ない言葉をぶつけてくる人もいますが、相談者様がいかに自分に自信を持つかで生活は変えられます。
そしてもし、周りにシングルマザーの方がいらっしゃれば言葉選びは慎重にしたいものです。
そんな筆者も体験したことのある、“シングルマザーのこれだけは言われたくない言葉”について考えていきましょう。

シングルマザーが言われたくない言葉3つ
(1)「かわいそう……」
この言葉に傷ついたママも多いのではないでしょうか?
自分は子どもの幸せを信じてこの道を選んだのに、周りからの哀れみの言葉。ママに対してもそのお子さんに対しても絶対に言ってはならない一言です。
シングルマザーやそのお子さんは全然かわいそうではありません。むしろ強く自立した家庭を持っていらっしゃるのです。
(2)「早く再婚したら?」
言ってる本人は相手のことを思って発言しているつもりでも、シングルマザーの立場からすると余計なお世話と受け取ってしまいます。
離婚したり、死別したり、さまざまな理由でシングルマザーになったママは、自分たちだけの幸せを見つけようとしています。そこへ新しく夫や父親となる人を迎え入れるには、相当な覚悟が必要なのです。
もしあまりにも言われるようであれば、はっきりと、「そんなつもりはありませんから」と、言い切ってしまってもいいですね。
その家庭に合った生活というものがあるので、軽々しく発言するようなフレーズではありません。
(3)「男を見る目がない」「我慢が足りない」
これは離婚した場合のみに当てはまりますが、この言葉を言われたママは結構いるのではないでしょうか?
多くのシングルマザーの方は、子どものために何が一番幸せなのかを常に考えています。確かに自身がご主人に対して、「もう耐えられない」と思ったからということもあるかもしれません。
しかし、ママが我慢していれば、子どもに悪影響になることは間違いないでしょう。ママにはいつも笑っていてほしいものです。
離婚=悪いことと考えるのはやめてほしいですね。
シングルマザーを経験した方なら分かりますが、一人で子どもを育てていくというのは本当に大変なことです。また他人からの傷つくような言葉には筆者自身も悩まされてきました。
しかし、当時は幸せそのものでした。父親の自覚のない元夫と別れることによって、自分に余裕ができて子どもにも優しくなれたのも事実です。
経験のない方からしてみれば、「母子家庭=ダメなこと」と思いがちですが、多くのシングルマザーの方は、離婚してからのほうが、とても輝いて見えます。
現在シングルマザーの方は、胸を張って堂々と生活しましょう。そして、近くにシングルマザーのご家庭があれば、手助けや共感してあげることを心がけましょう。
【参考リンク】
・『社会的排除にいたるプロセス』 | 内閣官房社会的包摂推進室(PDF)
●ライター/みいゆ(ママライター)