デメリットも把握しよう! 自宅サロンを始める前に気をつけたいこと3つ
2014年9月8日 | よみものデメリットも把握しよう! 自宅サロンを始める前に気をつけたいこと3つ

【ママからのご相談】
子どもが幼稚園に通うようになり、日中に自分の時間が持てるようになりました。そこで、子育てと両立できそうな自宅サロンを開きたいと考えるように。まったくの初心者ですので、注意点があれば教えてください。
自宅サロンのニーズ、収支、デメリットについてしっかり把握しましょう。
ママライターぬかぽんです。ご相談ありがとうございます。
おしゃれな女性誌などで、よく取り上げられる自宅サロン。子育てと仕事の両立ができそうで、とっても魅力的ですよね。
でも、「お客さんは来るの?」「儲かるの?」「デメリットはないの?」など、疑問点も多数。
そこで今回、自宅サロンを経営する私のママ友や知人への取材をもとに、自宅サロンのニーズ、収支、デメリットの3つのポイントについてお伝えいたします。

自宅サロンで気を付けるべき3つのポイント
(1)自宅の立地やあなたの技術、トレンドに合ったニーズを探ろう
・『私立小の目の前なので、保護者が通ってくれる』(ネイルサロン2年)
・『裕福な専業主婦が多い地区なので、サークル感覚で来てくれる』(パン・お菓子教室4年)
など、自宅の立地をサロン経営に生かす視点は大切です。
また、
・『以前、大手の生花店でウェディングブーケを作成していた』(プリザーブドフラワー教室2年)
など、独自の技術をもっていたり、“アイシングクッキー教室”などトレンドにあった教室を開いたりすると、口コミやネットを通じて幅広くお客様を集められます。
(2)意外にかかるコストにも目を向けて収支を考えよう
前出のネイルサロンは月8万円ほど、プリザーブドフラワー教室は、ネット販売も含めて月に5~6万円ほどの収入があるそうですが、
・『サロン開設から半年程度は、月収1万円いかなかった』(エステサロン3年)
など、すぐに軌道に乗らない場合も。
サロンを始める前に資格を取ったり学校に通ったりして、数十万円の出費をしている人がほとんどですので、費用を回収するまでには時間がかかるようです。
またネイル、花、食材など材料費はもちろん、自宅の改装費や技術の更新料、お客様とつながるための交際費など、意外に出費がかさみます。収入だけでなく、しっかりコストにも目を向ける必要がありますね。
(3)家族も暮らす“自宅”だからこそのデメリットに気をつけて
自宅サロンで人間関係などのトラブルが発生すると、夫や子どもを巻き込んでしまうことにもなりかねません。
・『肌を触るのでトラブルに備えて保険に加入している』(エステサロン3年)
・『ブログに住所の詳細は開示しない・サロン専用の携帯電話を持つ』(ネイルサロン2年)
などの対策が必要です。また、
・『花材の在庫が寝室にあふれている』(プリザーブドフラワー教室2年)
・『どうしてもと頼まれて、土日や夜に施術するので、無理を言って祖父母に子どもを預ける』(ネイルサロン2年)
などのように、家族にしわ寄せがいく場合もありますので、予め話し合いをしておくとよいでしょう。
自宅サロンには、子どものそばにいられるだけでなく、自分の“好き”を仕事にできる、直接お客様と向き合えてやりがいがもてる、などのメリットもたくさんあります。
ニーズ、収支、デメリットをしっかり把握して、あなたにピッタリの自宅サロンを目指してくださいね。
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●ライター/ぬかぽん(ママライター)