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片付けができなくなる「もったいない」の間違った捉え方とは

片付けができなくなる「もったいない」の間違った捉え方とは

【女性からのご相談】
おばあちゃんからもったいないと教わったせいか、私もいろんなものをため込む生活になってしまいました。少しは脱出したいのですが、なかなか抜け出せません。どうしたらいいでしょうか。

a 何が本当に“もったいない”のかを考えてみましょう。

こんにちは。片付けパーソナリティあさがみちこです。

今回は“もったいない”という発想について、整理整頓の観点からお話しします。

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今や世界共通の『MOTTAINAI』というコトバ

もったいないことをすると、どこからかやってくるもったいない婆さんの絵本『もったいないばあさん』という絵本が発売されたのは、2004年のことです。もう10年も前になるんです。

「もったいないからとっておいてあるの」

片付けの現場でもこの言葉をよく耳にします。

そのもったいないと言われる物のふたを開けてみると、高価な食器だったり、頂き物のハンカチやタオル、素敵なバッグ。それが新品でただただ何年も置いてある状態。

高価な物に限らず、大量の紙袋や包装紙、リボンや粗品もその1つですよね。

紙袋や包装紙は何かに使うかもしれないととって置くものの、特に出番もなくいざ出してみると色褪せていたり、埃をたくさん吸着していたり、結局使えずゴミ箱行き。チラシの裏をメモ書きにしてるけど、棚の中には粗品で頂いたメモ用紙が眠っている。きれいだからととっておいた真っ白なレースのハンカチは月日が経って変色。バッグは変形してカビ。

もったいないからとしまってあるのに……。

もったいないから使わない。このことこそが実はもったいない行為です

せっかく素敵な物も箱にしまってあったらただの物体です。置いてあることを覚えていてくれたらまだしも、大抵いつしか忘れられてしまうものです。それなら高価な食器やきれいなバッグを普段使いに取り入れた方が、物も本望ですよね。

意外と、「もったいないから使わない」という方に限って、素敵な食器が自宅にあるのに、わざわざ100円で購入した食器や、欠けた食器を使っていたりします。

以前とてもシンプルに暮らしている知り合いで、カラフルなバーキンにパンクなシールを貼って普段使いにしている人がいました。

初めて見た時はかなり衝撃的でしたが、一生に何度かの出番しかないままクローゼットで眠っているよりも、毎日の生活に取り入れてもらった方がバーキンとしては嬉しいかもしれません。


物は使われてこそ価値を発揮します。何でもかんでも保管しておくだけではなくて、見えるところに飾ったり、どんどん生活に取り入れましょう。そして自分の生活に必要ないなと思う物は、友だちやフリマ、リサイクルショップに持って行って、物本来の用途に活かされるようにしましょう!

もったいないを履き違えないようにくれぐれもお気をつけて。

【参考文献】
・『もったいないばあさん』真珠まりこ・著

【関連コラム】
“MOTTAINAI”を伝える食育! 子どもに食事のありがたみを実感させる方法

●ライター/あさがみちこ(片付けパーソナリティ)

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