失敗例に学ぶ! 幸せな再婚をする決め手となるポイント4つ
2014年9月1日 | よみもの失敗例に学ぶ! 幸せな再婚をする決め手となるポイント4つ

【ママからのご相談】
私はバツイチの子持ちです。子どもは4歳です。前夫とは、性格の不一致で別れました。離婚して3年経った今、職場で好きな人ができ、その彼と再婚を考えています。でも、次から次から不安が湧いてきてなかなか決心ができません。
何か決心できるきっかけってあるのでしょうか? ちなみに彼もバツイチで子どもはいません。よろしくお願いします。
これからの彼とお子さんとの生活に明るい希望が感じられるか、どうか。
はじめまして。藤じゅんです。
ご相談内容拝見させていただきました。あなたの人生に新しい出会いが訪れ、人生を共にしたいと思われた方なのですね。とても良いことだと思います。
でも、初婚と違って“再婚”はいろいろな付加的な要素も考慮しなくてはなりませんよね……。
自分自身や相手にお子さんがいる場合は、お子さんのことがまず一番気になってしまうことかもしれません。再婚を考えるときのお子さんの年齢にもよると思いますが、ご相談者さまのお子さんの年齢は4歳とのこと……。もしかしたら良い時期なのかもしれませんね。
再婚を考えている彼とあなたのお子さんとの親密度が、あなたの気持ちを決心へ前進させることは言うまでもありません。

幸せになった再婚、失敗した再婚
ここで、2人の女性の再婚を参考にしてみたいと思います。これは実話です。
幸せを手にした再婚
前夫とは、DVのため離婚。子どもは、小学1年生の女の子と2歳の男の子。
出会いは知人の結婚式の二次会。彼もバツイチ。子どもはいません。2年のお付き合いを経て再婚し、現在も幸せな生活を送っています。現時点で2人の間に子どもはいません。
この女性の方は、再婚したいと思ったときの決意をこう話してくださいました。
『彼と最初に会ったとき、雰囲気が私好みと感じました。会話が進むにつれ、彼がバツイチということを知りましたが、そんなことは全然気になりませんでした。彼の人柄や彼の夢を聞くにつれて、一緒に生きていけたらいいなと思うようになりました。
でも、私は子どもの気持ちを考えると、進めないと思うこともありましたが、思い切って彼と子どもを引き合わせてみることにしたんです。彼が子ども好きということもあり、2人はすぐに彼と大の仲良しに……。下の子は父親の存在を知らないせいか彼をパパと呼ぶようになりました。上の子はしばらくの間○○おにいちゃんと呼んでいましたが……。
私はどうしたら、上の子に再婚を自然に理解してもらえるか考えた末、私が彼を大好きだということ、彼が私と子どもたちとの時間を大切にしてくれていることをさりげなく毎日行動や言動で伝えることにしました。
1年を過ぎたころでしょうか……上の子がこんなことを言いました。「ママ、○○お兄ちゃんと結婚するの? 昔のパパはどうなるの?」と。私はこう返しました。「ママは○○おにいちゃんと結婚して家族になりたいの。◇◇ちゃんには新しいパパができるんだよ。でも、昔のパパも◇◇ちゃんのパパだよ。今は別々に暮らしているけれどね。◇◇ちゃんには2人のパパができることになるね。いいなぁ。◇◇ちゃんは2人もパパがいて~」すると、今までそんなに乗り気ではなかった上の子が、「そうだね。パパが2人っていうのもいいかも。新しい家族、楽しみ~」
おかげさまでそのあと籍を入れ、4人で幸せに暮らしています。彼に出会い再婚して本当に良かったと思っています』
失敗した再婚
前夫とは経済的な理由で離婚。
5年生の女の子がいました。シングルマザーとして一生懸命働き、職場で知り合った彼と再婚。彼は40代初婚でした。新しい夫との間に女の子が誕生し、再婚後も共働き。生活をするにつれて価値観の違いが浮上。日に日に私にストレスが溜まり始めると同時に、当初関係の良かった新しい夫と上の子の関係が徐々に悪化しました。
彼と生活すること自体が苦痛になり心療内科に通い始めました。実家が徒歩20分のところにあったので、そこで頭を冷やそうと別居生活を開始。3か月の別居生活の後、協議離婚。現在私と子ども2人、実家で両親と共に心が安定した中、生活をしています。
この女性のお話にも耳を傾けてみましょう。
『私が彼との再婚を決心した理由は2つありました。1つ目は、「子どもに父親、両親の揃った普通の家族をつくってあげたかったこと」そして、2つ目は、「今まで1人で子育てをしてきたので、2人で子育てや家事を協力しながら、仕事を続けて行きたい」と思ったことです。
更に、私みたいな子持ちと結婚してくれる人は今後彼以外現れないかもしれない……と思うことも再婚を後押しさせました。今思うと、彼のことを好き、という気持ちより、子どもの気持ちを私が勝手に考えたり、私自身の生活スタイルのメリットを優先させてしまっていたのかもしれません。
離婚して、なぜかとてもすがすがしい気持ちです。上の子は中学生になりましたが、「私はお父さんが欲しいなんて言ったことは一度もないよ」と私に気持ちを話してくれました。やはり、結婚はその相手のことを尊敬したり、理屈なしに好きだという気持ちを持たなければ、ずっと一緒には居られないと痛感しました。再婚であれば尚更です』
再婚するにあたって大切にしたいことは
2つのお話から見えてくることに気付かれたでしょうか?
初婚と違って再婚はいろいろな角度からこれからのことを考えていかなくてはいけません。でも、そのような中でやはり大切にしたいことは、
・再婚する相手の人間性が好きであること
・これからの生活で不安に思われることは、再婚する前にどんな小さな事柄でも勇気をもって相手に伝え、とことん話し合うこと
・お子さんがいる場合はお子さんに再婚相手と作り上げる家庭がいかに楽しく明るく生活できるものかを工夫しながら言動で伝えること
・初婚で失敗してしまったことを繰り返さないこと
ではないでしょうか?
もちろん、その他にも人それぞれいろいろな基準があると思います。でも、できることなら、上記の4つは忘れないでいたいですね……。
どうぞ、お幸せに新しいご家庭を……。応援しています。
●ライター/藤じゅん(カウンセラー)