1日1時間ならOK!? 子どもにゲームをさせることで開花する能力とは
2014年8月28日 | よみもの1日1時間ならOK!? 子どもにゲームをさせることで開花する能力とは

【ママからのご相談】
私には6歳の息子がいます。最近友達の影響もあってかやたらとゲームをしたがります。私自身ゲームが好きではないのも理由ですが、悪い影響しかないと思っていますのでなるべく与えたくありません。主人は心配し過ぎだと言いますが……実際はどうなのでしょうか?
やりすぎはダメ! でも、ゲームが与えるのは悪い影響ばかりではない。
ご相談ありがとうございます。ママライターのみいゆです。
ご相談者様のように、多くのママさんはゲームに対してあまり良いイメージがないようですね。私もそう思っていました。ゲームは目が悪くなったり、種類によっては暴力的なシーンに影響され、実際に犯罪に及んでしまう、といったケースもよく報告されています。
しかし、頭ごなしに、「ゲームはダメ!」というのも間違っているようです。ゲームから受けるのは悪い影響だけではなく、使い方次第では社会に出た時、人並み以上の力を発揮する子どももいるようです。
それでは今回は、ゲームをするメリットについて考えてみましょう。

1時間だけのゲームで子どもは開花する
ゲームといっても様々です。パズルなどの頭を使ってやるゲームや暴力シーンのないRPGなど、子どもにとって害のないものも多くあります。
筆者自身子どもの頃から頻繁にゲームをするほうではありませんでしたが、ゲームをしている最中はとても集中します。これは外に出ても役に立つようで、ミスの防止にもつながることが分かっています。
特に短時間でクリアしなければならないようなゲームであれば、その時間内に暗記力や読解力、また努力をすることで達成される喜びを知ることもできます。
一概にゲームは悪いものと決めつけるのはいけないようですね。
“1日1時間”の効力
オックスフォード大学の研究員であるAndrew Przybylski博士によって、『1日1時間以内のゲームは子どもたちに良い影響を与える』と実際の研究結果が証明されています。
ゲームをしない子ども達と1日1時間以内ゲームをする子ども達を比較したところ、ゲームをした子ども達のほうは生活への満足度が高く、社交的だという結果が出たそうです。またゲームをすることによって幸福感や友達とプレイする一体感も得られるようです。
しかし、これはあくまでも“1日1時間以内”が重要とのこと。これ以上ゲームに没頭する子どもは落ち着きがなくなったり、注意力が散漫になるなどの問題が出ています。
「ゲームは絶対させない」と決めつけるのではなく、時間制限を子どもに約束させることによって時間を守るというルールを学ぶことができます。
そのゲームの内容も親がきちんと把握していれば、ゲームを与えることにそれほど神経質にならなくていいでしょう。
“1日1時間”のゲームでお子さんの意外な特技が見つかるかもしれませんね。
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●ライター/みいゆ(ママライター)