赤ちゃんが落下するとキケン! 未然に事故を防ぐ“抱っこひも”の使い方3つ
2014年8月22日 | よみもの赤ちゃんが落下するとキケン! 未然に事故を防ぐ“抱っこひも”の使い方3つ

【ママからのご相談】
5か月の娘と出掛ける際は抱っこひもを利用しています。ニュースで抱っこひもを利用して、赤ちゃんを落下させてしまう事故があると知りました。怪我をさせたくはないので、怪我をさせないために気をつけることがあれば知りたいです。
事故が起きることを頭に入れておく。
ご相談ありがとうございます。ママライターのkaeです。
抱っこひもから赤ちゃんが落ちるなどの事故が、2009年から少なくとも116件発生していることが東京都の調査でわかったという記事を読みました。2人の娘に抱っこひもを使っていましたが、正しく使う方法を学んでいなかったことを反省しつつ、事故がなかったことを幸いに思いました。
東京都が調査したママたちのヒヤリハットを元に、抱っこひもを使用しているときに事故を起こさないようにするためにはどうしたら良いかを考えてみたいと思います。

絶対に安全なものではない! という認識を持つ
抱っこひもは、正しく使用すれば赤ちゃんに怪我をさせることはなく、とても便利な子育てアイテムです。しかし、少し使い方を間違えてしまうと、軽傷では済まず、重傷を負うような事故が起きてしまっているのが現状です。
抱っこをしているときは、両手を自由な状態で使用しましょう。最低限、片手をあけておくことで、子どもが抱っこひもから落ちそうになったときに受け止められる可能性が高まります。頭を支えるフードカバーも活用しても良いでしょう。
事故を起こさないために気をつけるべきこと3つ
(1)専門的な知識を持つ人から、正しい装着方法を学んでおくことが大切
お店で購入する際は、装着する方法もしっかり教えてもらいましょう。抱っこひもを販売しているお店以外にも、助産師さんや小児科の医師などに赤ちゃんの位置が正しいかどうか確認してもらうのも良いと思います。
きつく締めるとママがつらいという理由でひもを緩く装着していることが、赤ちゃんにとっては危険だったり、居心地が良くないという場合もあります。正しく装着する方法をしっかり身につけましょう。
(2)きちんとサイズの合ったものを使用する
外国サイズのものを使っていたり、旦那さんと共有している場合、冬の厚着の時期から春の薄着になったときなど、その都度きちんと自分の体に合わせて調節して使用するように意識してみましょう。もちろん、子どもも日々成長していますから、こまめに腰ベルトや他の部分を自分と赤ちゃんが合うように調節してくださいね。
(3)抱っこからおんぶに変えるときは要注意! できるだけ慎重に切り替えて
転落事故が多いのが、抱っこからおんぶへの切り替えの際に起こることが多いようです。
使用したことのある人なら分かると思いますが、中腰のような状態で、ひょいっと軽く跳ねるように動きながら前(横腹)から、後方へ移動させます。ご相談者さんも、お子さんがもう少し大きくなったらおんぶをすることもあるかと思いますが、この動きは本当に危ないので気をつけてください。
抱っこひもは、一人でも手軽に装着でき、子どもにとっても大好きなママに抱っこされながら過ごせるとても素晴らしい子育てアイテムです。
しかし、使い方を間違えば取り返しのつかないような事故が起きてしまうということも頭に入れながら、利用していただけたらと思います。
●ライター/kae(フリーライター)