栄養たっぷり! 夏のおやつに最適なフルーツ3選
2014年8月22日 | よみもの栄養たっぷり! 夏のおやつに最適なフルーツ3選

【ママからのご相談】
夏休み中、子どもたちはおやつにアイスや冷たい飲み物ばかりを欲しがります。冷たいものばかりでは、お腹を壊してしまったりしないか心配です。私自身も胃腸が疲れているような気がするので、子どもと大人に良いおやつがあれば教えてください。
おやつは三食の補食。
ご相談ありがとうございます。ママライターのkaeです。
熱中症対策や夏バテ予防のために、たくさん水分を摂ったり、冷たいものを親子で食べていたことでしょう。食欲が湧かず、あまり食べられずに素麺で済ませてしまっている、なんてことはありませんか?

栄養たっぷりで食べやすい果物は、おやつに最適!
果物というと糖分ばかりで食べ過ぎは太るから良くないのでは? と思われがちです。しかし、野菜同様に旬の果物は、糖分だけでなく、季節にあった栄養を豊富に含んでいます。
“おやつ”はあくまでも三食の補食であると考えると、お菓子でなくてもいいのですから、子どもにはできるだけ三食の妨げにならないよう、空腹を補うという意味では果物は良いのです。
我が家では、常備しているお菓子などはありません。三食の合間に子どもたちから叫ばれる、「お腹すいた〜!!」という声には、今の時期ならトウモロコシを茹でたもの、果物、ジュースで作った寒天ゼリーなどを食べさせるようにしています。
今回は、果物の栄養素をご説明しながら、子どもにとってもママにとっても果物がおやつに良い理由をご紹介していきたいと思います。
(1)夏といえば……。やっぱり、スイカ!!
90%が水分であるスイカですが、夏バテ予防だけでなく、お肌の新陳代謝を促すビタミンAや美白効果のあるビタミンCも豊富です。シミやそばかすができる原因となる活性酸素を除去してくれる、リコピンはトマトよりもたくさん含まれています。
食物繊維も豊富なので便秘解消にも効果的。朝でも食べやすいので、食の細いお子さんはもちろん、夏の強い日差しで疲れた肌が気になるママにもおすすめです。
(2)スタミナ回復に抜群の効果を発揮するのが、桃!
桃の葉や花には、薬理作用があるとも言われており、中国では昔から、『不老長寿の仙果』と言われていたそうです。
桃には、代謝をアップさせるビタミンEや消化器系の調子を整えるナイアシンが含まれていますが、なんと夏のスタミナ回復でおなじみのウナギ4分の1切れに相当するのだとか。夏の間に、疲れてしまった消化器系を整えるにはもってこいの食物ですね。
(3)梨のシャキシャキした食感に秘められた、デトックス効果に注目!
梨もスイカと同様に水分が90%を占める果物ですが、梨に含まれるアスパラギン酸には、疲労回復に効果や利尿作用があるため、毒素排出に活躍してくれます。
食べ過ぎ、消化不良を起こしているときにも肌や腸を整えてくれる働きをしますので、初秋を迎え、朝夕の温度差で体調を崩しやすいこの時期、ぜひ食べたい果物です。
今回ご紹介した、3つの果物とも栄養価が豊富に含まれていますので、おやつやデザートに食べるのがおすすめです。
しかし、冷たい状態のままたくさんの量を食べてしまうと、お腹を冷やしてしまう心配も。食事を始めるときに冷蔵庫から出しておき、食べる頃には冷たすぎない状態にしてあげると良いかもしれませんね。
●ライター/kae(フリーライター)