家事ができない夫が妻の『家事ハラ』を免れる方法3つ
2014年8月22日 | よみもの家事ができない夫が妻の『家事ハラ』を免れる方法3つ

【パパからのご相談】
2児の父親です。妻が4月からフルタイムで働き始めて、家事や育児を分担するようになりました。初めは、慣れない家事に妻から、「ありがとう。助かる」と感謝されていたのですが、最近、「(食洗機の)食器の入れ方が雑」「部屋の隅々まで掃除機を掛けて」といった、注意をされるようになりました。
仕事で疲れているのは、お互い様だとは思うのですが、家事のダメ出しをされるとやる気をなくします。注意してくる妻に、どのように対応していけば良いのでしょうか?
妻のやり方を教えてもらう! 相手と話し合う機会を持つことも大切。
こんにちは。ママライターのKOUです。
ご相談者さん、奥さんのことを考えてご協力されているのに、家事をダメ出しされるとショックですよね。
今、まさに『家事トラ夫』状態に陥っているのかもしれません。

家事トラ夫とは
ここで言う、家事トラ夫とは、『奥さんからのダメ出しがトラウマになり家事に参加するのが怖い旦那さん(夫)』のことを指します。
最近、テレビの情報番組でも取り上げられ、家事トラ夫がダメ出しされた家事のランキングが紹介されていました。
・1位……皿洗い
・2位……洗濯
・3位……料理
ご相談者さんには申し訳ありませんが、これらのランキングから、なんとなく奥さんのご不満の声が聞こえてきます。
「皿の洗い方が雑!」「(洗濯物の)シワを伸ばしながら、干して!」「包丁の持ち方がおかしくない?」……。私も妻として夫に指摘した経験があります。
こうした男女の家事のやり方の違いなどから、旦那さんが行う家事に対し奥さんがダメ出しをする『家事ハラ(ハラスメント)』を引き起こし、家事トラ夫が増えていると言います。新たな夫婦問題として話題になっているようです。
新聞の報道によると、旭化成ホームズが行った調査で、30〜40代の子育て中の共働き夫婦の男性に、妻の家事ハラを受けたことがあるかどうかを聞いたところ、約7割が経験したと答えたそうです。家事を手伝う男性たちが、家事トラ夫になるのも時間の問題かもしれませんね。
ですから、これから家事ハラを受けないためにも男性側の心構えも必要になってきます。そこで、元家事トラ夫さんたちから、奥さんからの家事ハラを受けなくなる方法を教えていただきました。
家事ハラを免れる方法3つ
(1)家事のやり方を教えてもらう
『独身時代も実家暮らしだったので、結婚するまで全く家事をやったことがありませんでした。嫁さんが妊娠したときに、家事の協力を求められ、やってみたのですが、ダメ出しの連続。一時期は、家事を手伝うのを拒否していましたが、嫁さんの体のことも考え、こちらから頭を下げて1から家事のやり方を教えてもらいました。こちらの努力を理解してもらったのか、ほとんど注意されなくなりました』(40代パパ)
『私は、妻から、「シワが残っている!ちゃんと、アイロン掛けてよ!」と、アイロンの掛け方をよく注意されていました。「気に入らないなら、自分でやれば良いんじゃないの?」と言ってみたら、「こっちも働いているんだよ!」と言い返されて。家事を押し付けてくる妻が嫌になりました。職場の女性に相談したところ、「アイロンの掛け方を教えてもらったら」とアドバイスを受けて、試したら、妻は喜んで私に教えてきました』(20代男性)
(2)苦手なことはやらない
『料理は何度チャレンジしても、うまくできませんでした。妻からも子どもからも、「美味しくない」と批判され、悩みました。何とか妻に、「料理はできない」とお願いしたら、渋々ですが、了承してもらえました。その代わり、他の家事は真面目にやっています』(30代パパ)
『掃除機を掛けるのが苦手。奥さんから、「ほこりが取れていない!」と文句ばかりで、家事全般をやりたくなくなりました。やり切れなくなって、私から、「掃除機掛けは君のようにできない」と正直言ってみました。奥さんは、「それならば、他の家事を多めにやってもらっても良い?」と条件付きで、掃除機掛けを免れましたよ』(40代パパ)
(3)家事について話し合う
『私よりも高収入の妻。家事に関しては、私の方が自信はありましたが、あるとき、妻が「洗濯のやり方が気に入らない」と言ってきました。理由が、「鼻歌を歌いながら、楽しそうに洗濯を干しているのが気に入らない」と、理不尽なものでした。さすがに私も困ってしまい、しばらく妻の目を気にしながらビクビクと家事をこなしていました。このままでは、離婚にもなりかねないと、家事について、話し合う機会を持ちました。妻は、仕事でイライラしていたことや家事が苦手なことがコンプレックスだと、泣きながら話してくれて。普段、プライドが高くて人前で泣かなかった妻の告白をきっかけに、私が家事の多くを負担することで決着しました』(30代男性)
『奥さんが専業主婦だから、家事は手伝わなくて良いものだと思っていましたが、妊娠中は仕方がないと思いながら家事をやっていました。言われた通りにやってみても、繰り返しダメ出しされるので、手伝う気持ちもなくなり、途中で、「もう家事はしない」と言い張ってみたら、「体がきついから、手伝って」と泣かれてしまって。結局、お互いの不満を言い合ったあと、僕が協力することを前提に、やり方については、あまり口出しをしないようにとお願いしました』(20代パパ)
以上、元家事トラ夫さんたちの体験談を通じて、家事ハラを受けないための方法を3つご紹介しました。
共働き夫婦が増えて、家事も育児も分担するご家庭も少なくありません。ただ、頭ごなしに、「下手くそ」などと、奥さんから家事のダメ出しをされたら、協力する気持ちになれないですよね。
ご家庭の事情は人それぞれですが、家事トラ夫にならないためにも、自分自身が家事に対してダメ出しされることでやる気をなくしてしまうことや、どのようなやり方であれば納得がいくのか、相手と話し合うことが最も大切かと思います。
ご相談者さんも、ぜひ、今回の体験談を参考にしてください。奥さんからの家事ハラがなくなることを心から願っております。
●ライター/KOU(ママライター)