悪気は一切ナシ!? 子供を道路遊びさせる『道路族』の主張とトラブル例
2014年8月15日 | よみもの悪気は一切ナシ!? 子供を道路遊びさせる『道路族』の主張とトラブル例

【ママからのご相談】
初めて相談します。一戸建てに住んでいますが、近所の子どもたちが家の前の道路で大騒ぎしながら遊んでいます。
車を出すときにぶつかりそうになったので、「危ないから気をつけてね」と優しく注意したところ、「ママに言いつけてやる!」と言い返されました。
最近『道路族』という言葉を耳にしますが、道路で平気で遊ばせている親の気持ちが理解できません。
道路は危ないのに、どういう考えで遊ばせているのでしょうか? 3歳の子どもがいますが、うちは絶対に道路では遊ばせません。
> 道路遊びは違法?(P1)
> 道路で遊ばせる親の意見5つ(P2)
> 道路族にまつわるトラブル(P2〜3)
> “道路族”が増えてしまった背景(P3)
> ご近所さんと上手に付き合うコツ(P4)
> 「道路族!」とクレームを受けたときの対処法(P4)
> まとめ(P4)
そもそも……道路族とは?

“道路族”というと、政策立案に大きな影響力をもつ自民党政治家たちによる“〜族”の一部を思い浮かべる方も少なくないのではないでしょうか?
公共事業に影響力を与える“道路族”のほか“建設族”などは有名です。
しかし……もちろんここでの“道路族”は前述の通り、メディアでも話題の“道路で大騒ぎして遊ぶ子どもたちとその親”のこと。
“自宅の庭や公園ではなく、市街地の道路上”というのがポイントになり、この“道路族”に対する意見はさまざま。
どんなトラブルが発生しているのか。またそもそもの背景についてもご紹介していきます。
道路遊びは違法?

これだけ、近所迷惑を招いている”道路族”ですが、一体法律的にはどうなのでしょうか?
道路における禁止行為として、道路交通法76条4項2号は、『道路において、交通の妨害となるような方法で寝そべり、すわり、しやがみ、又は立ちどまつていること』、同条同項3号は、『交通のひんぱんな道路において、球戯をし、ローラー・スケートをし、又はこれらに類する行為をすること』を禁止しているようです。
実際には、ご近所さんとのちょっとした井戸端会議や、単純に子どもが道路で遊んでいるからといって“違法!”となるわけではないようですが、上記に該当する場合は罰せられる可能性もあるようです。ぜひ参考にしてください。
→次ページでは、道路で遊ばせる親の意見を見ていきましょう。