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家の前の道路で遊ぶ『道路族』が迷惑がられる理由

家の前の道路で遊ぶ『道路族』が迷惑がられる理由

【ママからのご相談】
2人の小学生を持つ母です。先日、子どもを家の前の道路で遊ばせていたら、「道路で遊ばせないで!」と近所の人に注意を受けました。公園が近くにないので、外で遊ぶとなると、車通りの少ない家の前の道路しかないのですが……。

a 「なぜ道路で遊んではいけないのか」を親子で検証することが大切です。

こんにちは。子どものころに道路で遊んで怒られた経験のあるメンタルケア心理士の桜井涼です。ご相談ありがとうございます。

昔と違い、今は道路で遊んでいると迷惑行為と取られてしまいます。しかも、『道路族』なんていう言葉で呼ばれたりしますから、傷つく人もいるでしょう。ここで考えなくてはいけないのが、安全面と周囲への配慮です。

ご相談者様が思うことはわかります。子どもが、「外で遊びたい」と言ったら遊ばせてあげたいですものね。しかし、遊ばせる前に何が大事で何に気をつければ良いかを子どもと一緒に考えることが必要なのではないでしょうか。

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親と子で“なぜ道路で遊んではいけないか”を考える

幼稚園や小学校に入るとすぐに、「道路は危険な場所です」と教えられます。車や自転車が通りますので、ちょっとでも油断すると危険です。これは大きな道路に限ったことではありません。車が1台しか通れないところでも同じくらい危険です。私は、小学生のころに細い道路での飛び出しが原因で交通事故に遭いました。

子どもは、「飛び出すと危ない」と知っていてもやってしまうものです。だから、道路を遊び場と考えないようにすることが大切です。子どもに何かあってからでは遅いのですから、このことは十分に親子で話し合っておく必要があります。

人に迷惑をかけないこと

近所には、夜勤職の人や具合の悪い人、赤ちゃんがいる人など様々な人が住んでいます。このような人たちが自宅にいるときに、道路で騒がれたりしたらどんな気分になると思いますか? もし、自分がその人たちの立場だったら、文句の1つでも言いたくなるでしょう。それだけではありません。車や植木など、外にあるものを壊されたり傷つけられたら嫌な気持ちになることも想像できると思います。

親は、自分の子どもを主体にして考えてしまいますが、他の人のことを主体にして考えてみることも必要です。子どもに思いやりを教える良い機会にもなるのではないでしょうか。

道路で遊ばず、休日に子どもとお出かけする

物事をシンプルに考えてみましょう。「道路で遊べない、近くに公園がない」ということでしたら、休日に公園のあるところまで親子で出かけてみるなどの方法を取ってみませんか。そうすれば、子どもだっておもいっきり遊べますし、お母さんのストレスも減ります。狭い道路で遊ぶよりも、広くて怒られないところで遊ぶ方が良いはずです。

仕事の都合があったりと、大人には大人の都合や予定があるのは十分わかります。でも、子どものために半日公園に連れ出すことくらいは、予定を立てればできるのではないでしょうか。

危険を冒して、人に迷惑だと思われながら遊ぶ子どもの心を考えれば、親がどうすれば良いかわかるはずです。自分たちのことを反省して行動を見直し、『道路族』なんて呼ばれないようにしましょう。その方がずっとラクになります。

【参考文献】
・『シンプルに育てる7つの方法』サンマーク出版編集部・著

●ライター/桜井涼(メンタルケア心理士)

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