学校の保護者会で「自分がシングルマザーであること」を伝える必要性とは?
2014年8月1日 | よみもの学校の保護者会で「自分がシングルマザーであること」を伝える必要性とは?

【ママからのご相談】
小学生の女の子を持つシンママです。私は、自分からシンママであることを周囲に伝えていません。学校での保護者会などで自己紹介する機会が多いので、シンママであることを伝えた方が良いのか少し悩んでいます。聞かれたら答えた方が良いですか?
そのときどきの状況によります。シンママ友達が欲しいのならカミングアウトもありです。
ご相談ありがとうございます。シングルマザーライフ研究家の此花(このはな)です。
シンママであることを言うべきか、それとも言わないでいるべきか……。これは、そのときの雰囲気や状況によって違います。今回は、シンママであること周囲に伝えるべきかどうかについてお話をします。

周りはシンママであることに興味はない
現代は、シングルマザーという生き方が受け入れられています。そのため、「シングルマザーです」と言ったところで、「あっそう」で終わるでしょうし、「別に言わなくても……」と思う人すらいます。
ですから、初めてのクラス会などでは、「○○の母です。今後も宜しくお願いします」程度の挨拶で良いでしょう。他のママたちと仲良くなってからシンママであることを伝えていくのが良いでしょう。
シンママなの? と直接聞いてくる人もいない
直接、「もしかしてシンママなの?」と聞いてくる人もいないでしょう。「ご主人はどこにお勤めなの?」というように、何気ない会話から、「実は、シンママなんです」と告白するパターンが多いと思います。敢えてこちらから言わずとも、自然の成り行きで、シンママであることを話すことが多いものです。
シンママ友達が欲しければ、敢えて言うこともOK
シンママ同士、仲良くなりたい、あるいはシンママネットワークを作りたいという方には、「シンママです!」と敢えて言うことも良いでしょう。
良い友達を得るためには、シンママであることを伝える必要もあるということです。シンママ友達ができたおかげで、一緒に旅行にでかけたり、お互いの子供を預かったり……というように、良い関係を築いている人もいます。
シンママであることを敢えて言う必要はないように思います。言ったところで、特別な反応があるわけではありませんので、自然の成り行きに任せることも良いのではないでしょうか? いずれにしろ、TPOに合わせることが必要です。
【参考リンク】
・平成23年度全国母子世帯等調査結果報告 | 厚生労働省
●ライター/此花(シングルマザーライフ研究家)