卒乳後、胸がしぼむ理由とバストケア方法4つ
2014年8月1日 | よみもの卒乳後、胸がしぼむ理由とバストケア方法4つ

【ママからのご相談】
断乳ではなく卒乳にしようと、長い間おっぱいをあげ続けてきました。3歳を過ぎたら突然、「おっぱいバイバイ」と言ってくれたんです。成長したんだなぁと嬉しい反面、しぼんで垂れた胸にがっかりしています……。今からでも何か、美しいバストにするためにできることはあるのでしょうか?
バストマッサージ&ジャストサイズブラで進行をストップ!
ご相談ありがとうございます。美容ライターのumeです。
長い間の授乳、おつかれさまでした! 子どものおっぱいを吸っている姿って本当に可愛いですよね。ただ残念ながら卒乳後、胸がしぼんでしまうのはホルモンの関係上、避けては通れないことなんです。
今回は胸がしぼむ理由と、今後のバストケアについてお話をしたいと思います。

(1)断乳・卒乳後は乳腺が衰退してバストがしぼむ
プロラクチンは母乳を生成する働きのあるホルモン。これが増加することで、乳房の中の乳腺(にゅうせん)で母乳が生成されます。赤ちゃんがおっぱいを吸うと、刺激を受けた脳下垂体がプロラクチンを放出させて、母乳をどんどん作るように指令がでます。だから母乳育児が終わると、プロラクチンは分泌されなくなってしまうんです。そうすると乳腺が衰退して、母乳育児後の胸がどんどんしぼんでしまうという結果に。
(2)バストマッサージでリフトアップ!
バストマッサージをすると乳腺が刺激され、バストをリフトアップする効果が期待できます。胸の外側から内側に向かって両手で引き寄せるように、バストの下側の輪郭線(胸とボディの境目、バージスライン)をマッサージしましょう。次は、乳首を中心に胸を手で上に引き上げるようにマッサージ。それぞれ10回程度が目安です。
(3)出産前のブラはサイズが合わない可能性大
サイズの合わないブラジャーは、さらに形が崩れてしまう原因になります。断乳・卒乳後、おっぱいの張りが落ち着いたら、下着専門店にGO! 必ず試着をして、スタッフさんにサイズや肩ひもの長さなどをチェックしてもらってください。きちんとした下着を正しい位置で付ければ、これ以上の進行を遅らせる事は可能です。
(4)女性ホルモンのエストロゲンを増やす
美人ホルモンと呼ばれる女性ホルモンのエストロゲンは、バストのハリ・ツヤ・潤いを保つ効果があります。そのため、授乳後にしぼんだバストにはエストロゲンが欠かせません。エストロゲンの分泌を促進するためには、女性ホルモンの栄養となる、豆腐や豆乳、納豆などの大豆製品をしっかりと摂取しましょう。また十分な睡眠を取って体をリラックスさせ、自律神経を整えることも大切です。
母乳育児の勲章ととらえて前向きに!
出産前のバストと比べると、どうしても寂しい気持ちになってしまいますよね。でもその分、我が子の可愛い姿をたくさん見られたのも事実。
これ以上バストの老化を進行させないように、前向きにケアをしていってくださいね。
【関連コラム】
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●ライター/ume(美容ライター)