幼児期に習い事をさせるメリット3つ
2014年7月29日 | よみもの幼児期に習い事をさせるメリット3つ

【ママからのご相談】
4歳の息子がいます。私の周りでは、水泳、英語、リトミック、体操など、習い事をしているお子さんが多いです。私も主人もまだ早いと思っていますが、周囲がこうだとつい焦ってしまいます。早い時期から習い事をさせて、効果はあるのでしょうか?
幼児期の習い事には3つのメリットがあります。
こんにちは。ライターのakiです。
今や幼児の習い事は定番になっていますね。ベネッセ教育総合研究所のデータによれば、習い事をしている幼児の割合は、年少児で45.5%、年中児で62.4%、年長児で74.3%(首都圏)にも及ぶそうです。
なぜ、このように多くの親が、幼児期から習い事をさせるのでしょうか。早期教育をするメリットについてまとめてみました。

(1)幼児期に新しい事をすると、ドーパミンの効果で脳が活性化する
ある脳科学者によると、『3歳児以降の幼児の、脳の働きを活性化させるドーパミンという快楽物質は、褒められたり、美味しいものを食べたりする時に分泌される』そうです。
そして、近年の研究で、『“新しい事ができるようになる”時にも同様の反応が見られる』と判明したそうです。
つまり、幼稚園の活動以外にも新しい事にどんどんチャレンジさせる事で、脳を、通常よりも成長させる事ができるのです。
(2)現代っ子の多くが抱える、不器用・運動不足などの問題を解消できる
パソコンやワンプッシュボタン形式に慣れているため、最近の子どもは昔の子どもに比べて手先を使う事が少なく、不器用な子が多いそうです。分度器やコンパスを扱えない子も多いとか。また、自動車での送迎や交通事情の発達により、足を使う機会もずいぶん減っています。
そんな中で、ピアノやリトミックなど手先を使う習い事や、体操や水泳など運動量を補える習い事をすることは、子どもたちの不器用さや運動不足などの問題を解消してくれる役目があるのです。
(3)前もって体験することで気持ちに余裕が生まれる
小学校の英語学習や、中学校のダンスが必修化されるなど、履修内容も時代によって変わってきています。
どの習い事も、ゆくゆくは授業に関連するものが多いので、先取りで体験させておくと、いざ学校で習う時にも気持ちに余裕が生まれ、自信に繋がります。その自信が成績向上という結果に表れてくるかもしれません。
以上、習い事をすることによる良い効果について取り上げました。
このように、幼児期から何かをさせる事は決して無駄ではないのです。
ただ、習い事を選ぶ際には、子どもが興味を持って取り組めそうなものを選ぶ事。嫌がっているものを無理に続けさせると、ストレスになり逆効果なので、その場合はきっぱり辞めさせた方がいいでしょう。
何かにチャレンジして楽しく学ぶことができれば、より一層の相乗効果が期待できそうです。
【参考文献】
・『こどもの脳を育む!よい習慣』久保田競・著
●ライター/aki(中高英語教員)