通知表を見て唖然! 1学期の成績を挽回させる夏休みの勉強法
2014年7月28日 | よみもの通知表を見て唖然! 1学期の成績を挽回させる夏休みの勉強法

【ママからのご相談】
小学1年生の男の子がいるママです。1学期の通知表を見て、予想以上に評価が悪く、愕然としました。夏休みのうちに毎日勉強させて、2学期に備えた方が良いのでしょうか。
夏休みこそ、学習習慣を身に付けるチャンス!
ご相談ありがとうございます。フリーライターのmikiです。
真新しいランドセルを背負って、小学校の門をくぐったと思ったら、あっという間に1学期も終わり、夏休みに入りました。初めての通知表に「よくできた!」「なぜこんな評価に……」と一喜一憂してしまう気持ちも分かります。
しかし、わずか3か月強での評価です。小学校は6年間あるわけですから、焦らずに構えていてもいいのではないかなと思います。ただ、“夏休みのうちに”というご相談者様の熱意も分かります。
そこで、夏休みの学習について、これまでの塾での経験をもとにお話をします。

スタートダッシュで息切れ要注意!
夏休みに入り、学校と同じように朝から勉強するとなると、お子さんの学習意欲が失せてしまう可能性があります。
まずは、お子さんと話し合って夏休みの学習計画を立てましょう。おすすめしたいのが、早朝、午前中の比較的涼しい時間です。早寝早起きにもなりますし、午前中に勉強することで、午後はゆっくりと思い思いの時間を過ごすことができると思います。
短時間で集中するためにも、休憩を取りながら1時間以内で1教科を終えるようにしたいですね。
時にはご褒美も
塾で小学生を指導していた時、学習意欲の高い子どもたちに、「どうして勉強を頑張っているの?」と質問したことがあります。
「大きくなったら○○になりたいから」といった意見はごくわずかでした。ほとんどの子どもが、『旅行に連れて行ってもらいたいから、好きなサッカーをしたいから』といった意見でした。子どもにとって、“100点を取る”という目標よりも、“100点を取って、旅行や遊園地に連れていってもらう”方が学習意欲につながるのだと感じた一幕でした。
毎日毎日、ご褒美をあげるというのも極端ですが、時には、頑張ったご褒美を用意するというのも、いいのかもしれません。
ご褒美は、子ども心をくすぐるものであるならちょっとしたことでもOK。“明日は30分だけお寝坊、好きなお菓子を1個多めに買う”など、身近なことでもご褒美を考えて、学習習慣につなげていけたら良いですね。でも、一番のご褒美は、お母さんの笑顔と、「よくできたね」と抱きしめてあげることかもしれません。
学習習慣を身に付けることができれば、2学期に入っても継続することができると思います。夏休みこそ、学習習慣を身に付けるチャンスです!
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●ライター/miki(フリーライター)