タテマエとは違う! 計画的に子どもを作らなかった人たちの本音とは
2014年7月26日 | よみものタテマエとは違う! 計画的に子どもを作らなかった人たちの本音とは

今や、“子どもがいない=欲しいけれど子どもができない”という人たちばかりではなく、子どもをあえて作らないという“選択子なし”の夫婦も多いものです。わが家もまさにそう。
しかし、“選択子なし”夫婦を不自然だと感じる人たちも未だにいるようで、「どうして子どもを作らないの?」「子どもがいたら楽しいのに」「夫婦二人だけじゃ老後が寂しいよ」などと余計な言葉をかけてくることもあります。
当人にしてみたら、まさに余計なお世話。夫婦の問題なので他人にとやかく言われる筋合いはありません。
でも、あまりに周りが子どもを持たないことに対して過剰に反応してくると、「子どもがほしいと思わない私たちってそんなにおかしいのかな?」と思ってしまうことも……。
女性のためのコミュニティサイト『ガールズちゃんねる』では、私と同じような不安を抱く女性が立てた『子供を作らなかった理由』というトピックスが盛り上がりを見せています。

計画的に子どもを作らなかった理由、その本音と建前とは?
トピ主さんは、昔から子どもが欲しいという欲求がなかったとのこと。結婚しても子どもが欲しいと思わない自分に戸惑いを感じ、心療内科を受診したものの、心に変化は訪れず。夫婦で話し合い、計画的に子どもを作らなかったといいます。
しかし、友人や知人には詮索されたくないため、表向きは「欲しいんだけど授からなくて」と言っているそうです。
そんなトピ主さんは、病気などから諦めたということではなく、自分と同じように最初から計画的に子どもを作らなかった夫婦に対し、子どもを作らなかった理由について本音と建前を教えてほしいと呼びかけています。
この呼びかけに対し、ポジティブな理由とネガティブな理由、両方の意見が続々と寄せられていました。
ポジティブな理由
『単純に欲しいと思わなかったから。母親になる自分がイメージできなかった。けしてネガティブな発想ではないつもり』
『夫婦二人で十分過ぎるほど楽しいから』
『二人だけののんびりまったりした時間が好きだから』
『単純にいらないから』
『母親になりたいと思わなかった。今のところ私は間違っていなかったと言い切れる』
『金持ち、高学歴ほど子どもを作らない』
『いたらいたでいいけど別にいなくてもいいかなーと思って結局いない』
『仕事や旅行に忙しくて子ども産んでる時間なんかなかった。でも全く後悔してないや。産んでたら今の生活は出来てないから』
など、トピ主さんと同じように「特に子どもが欲しいと思わなかったから」という人が多いようです。
確かに、仕事や趣味が充実していたり、夫婦二人だけで十分楽しかったりすると、子どもの必要性を感じなくなってしまうケースも多いんですよね。
お金も時間も自分のために使えるため、子どもを産まなかったことに後悔していないという意見も多数ありました。
ネガティブな理由
『母親になる自信がなかった』
『「赤ちゃん」や「子ども」が好きではないから。友達の子どもでもかわいいと思いませんし…』
『親の愛情知らない。だから子どもに愛情のかけ方分かんない。なので産まない』
『金銭面が不安で。生まれてきた子どもに不自由な思いをさせたくなかった』
『自分の子どもにまでブスで苦労する人生を味あわせたくなかった』
『優れた遺伝子を持たない自分が子どもを産むと、子どもに地獄を見せてしまうことになる』
『日本に生まれても年寄りにたかられて、税金払っていかなきゃで可哀想だから』
など、ネガティブな理由から子どもを作らなかったという人も少なくありませんでした。
建前では「子どもが欲しいと思わない」と言っていても、実は本音は「子どもが嫌い」という人も多いようです。しかし、この本音を言ってしまうと人格を否定されてしまう恐れもあるので、なかなか言えませんよね……。
計画的に子どもを作らなかった理由は、人それぞれ。前向きな理由の人もいれば、そうではない人もいます。
けれど、どちらであれ子どものいない夫婦に共通している思いが、「いい加減、子なし叩きはやめてほしい」「自分の人生なのだから、自分で自由に選択させてほしい」ということです。
個人的にも、日本の将来や人口問題を考えると多少「申し訳ないな」という気持ちもありますが、子どもを持たないという選択を認め、尊重してもらえる世の中に早くなってほしいなと思います。
●文/パピマミ編集部