トイレトレーニングを嫌がる子供の気持ちと対応法
2014年7月24日 | よみものトイレトレーニングを嫌がる子供の気持ちと対応法

【ママからのご相談】
私には2歳5か月と生後6か月の息子がいます。下の子にもおむつ代がかかるため、上の子には早くおむつを外して欲しいと思っているのですが、なかなか上手くいきません。何度か成功はしたものの、最近ではトイレに行くことすら嫌がり、そのせいで、怒るのは逆効果だと分かっているのに、つい声を荒げてしまうことがあります。
ソワソワすることがあり、おしっこが出そうだという感覚は分かっているとは思うのですが、子どもはどうして、「トイレに行く」と言ってくれないのでしょうか。
嫌がる理由を考えてみましょう。
ご相談ありがとうございます。ただ今3人目のトイトレを始めたばかりの、ママライターのアンジです。
わたしも1人目のトイレトレーニングでは出来ないことにあれこれ悩み、ストレスから子どもと一緒に泣いたこともありました。「何故?」「どうして?」と聞いても、子どもからは明確な答えは返ってきませんし、怒るのは逆効果だと分かっていても、焦ってイライラしてしまうものですよね。
しかし、ママにはママの気持ちがあるように、小さな子どもにだって子どもなりの気持ちがあります。それを知れば、少しは穏やかな気持ちでトイトレを進めていけるかもしれません。
それでは今回は、多くのおむつ外しに携わっている保育園教諭、そしてわたしの経験を参考に、そんな子どもの気持ちをお話しさせて頂きます。

ママと同じように子どもも焦っています
子どもは、ママが思っているよりもずっと敏感に、ママの気持ちを感じ取っているそうです。
「お漏らしをして欲しくない」「トイレでおしっこをして欲しい」など、そんなママの想いを感じれば感じるほど、子どもはそれをプレッシャーと捉えてしまい、そのプレッシャーから逃れるため、「トイレには行きたくない!」となってしまうことがあるようなのです。
子どもにとって全てのプレッシャーが悪いとは思いません。しかし、「出来ないことをやれ」と言われる子どもの気持ちはどうでしょうか。戸惑いがあるでしょうし、そして、落胆したママの顔を見るたびに悲しい気持ちになっているかもしれません。
それが無意識に、トイレへの拒否反応を起こさせてしまうことがあるのです。
構って欲しいという気持ちからの反発心
また、2歳といえば、イヤイヤ期、もしくはダメダメ期の真っ最中ですよね。そんな中、トイトレ以外の時に、「ママが自分の気持ちを分かってくれない」「構ってくれない」と思うことがあると、トイトレに対しても素直に頑張れないということがあります。
「トイレに行ってみよう!」というママの問いかけに無条件でイヤイヤをするのは、ママにもっと自分の気持ちを分かって欲しい、というお子さんの心の声です。
ご兄弟がいると大変だということは重々承知していますが、「まだ小さいから分からない」なんて思わず、是非、お子さんとゆっくりスキンシップをとりながら、何が嫌なのか話し合ってみて下さいね。
わたしの長女も、本当に半年間、全くと言っていいほど出来ませんでした。しかしある日、あまりにも嫌がる長女に、「もう頑張らなくてもいいからね。トイレ行くの嫌だったね。怒ってごめんね」と、ゆっくり話をした次の日から、本当にびっくりするくらい頑張ってくれるようになりました。
トイレはいつか絶対に出来るようになります。
まずはプレッシャーにならない程度の声かけと、トイレに座ることの習慣をつけながら、どっしりとした気持ちでその時を待ちましょう。
●ライター/アンジ(ママライター)