ダラダラ勉強を卒業! 子供の集中力をアップさせるコツ3つ
2014年7月24日 | よみものダラダラ勉強を卒業! 子供の集中力をアップさせるコツ3つ

【ママからのご相談】
小学生の娘がいます。学校が遠く、習い事もさせているため帰宅が遅いです。勉強は休みの日にしていますが、ダラダラと勉強していて、集中力がないように見えます。進学する中学校はさらに厳しく、宿題も出ると聞いていて、このままで大丈夫なのかしらと心配しています。特に、うちの子は要領がいいタイプではなく、のんびりしているので、大量の宿題に取り組めるのかどうか……。
集中力を高めて、早くできるようになるには、どうしたらよろしいでしょうか。
やり方を少しだけ工夫してみましょう。
ご質問ありがとうございます。プロ家庭教師の佐々木と申します。
たくさんの宿題や勉強の効率、集中力については多くの方からご相談をいただきます。
今回は、子どもたちが楽しんで要領よく取り組める技と、親御さんに是非やってほしいことをお伝えします。

(1)時間ではなく量
「今日は○時間勉強しよう」だと、その時間をダラダラとやり過ごし、10分で終わるものを30分かけてしまう子もいます。1日○ページと決め、早く終わらせたら自由時間にしましょう。そうした方がやる気が出ますし、時間管理を身に付けることができます。
その量を自分で決めさせ、スケジュール管理能力を身に付けることも有効です。
(2)ストップウォッチではかる
時間をはかり、毎回かかった時間をメモしましょう。続けていると、「昨日より早くできた!」「同じ時間だけど、ミスが減った」と意欲を高めることができ、ゲーム感覚で勉強に取り組むことができます。
東大卒タレントである木村美紀氏も、ストップウォッチを愛用して勉強していたことで知られています。ストップウォッチが家になければ、キッチンタイマーで代用ができます。
(3)子ども任せにしない
時間があれば、親御さんが丸付けをしてあげてください。その日、子どもがやった内容に目を通して、確認してあげましょう。
どんなに真面目で頑張り屋さんでも、魔が差してさぼりたくなる時もあるもの。チェックされていると意識することで、きちんとやろうとします。また、一生懸命頑張った日や、難しい問題が出来たとき、それを見てもらい、褒めてほしいと思っています。
余裕のある時は、しっかり見てあげてください。ただし、干渉しすぎたり、ずっと横で監視しているとやりづらいものと思いますので、1日1回、「どうだった?」と声をかけたり、できたものに丸付けをしてあげることが有効です。
ポイントは、無理して長時間勉強するのではなく、メリハリを付けること。親子でルールを決めて、1つのことに取り組めるようにすると、集中力はアップします。
【参考文献】
・『わが子に合ったドリルで学力がぐんぐん伸びる』AERA with Kids 2014夏号
●ライター/佐々木恵(プロ家庭教師)