ベジタリアンになる理由3つとその種類
2014年7月22日 | よみものベジタリアンになる理由3つとその種類

『ベジタリアン』という言葉を知らない人はいないと思います。しかし、この言葉を正しく理解している人が少ないのもまた事実。「野菜は体に良い」と言われている時代ですから、今回はこの『ベジタリアン』に着目しましょう。

ベジタリアンには種類がある
ベジタリアンと言うと、「野菜しか食べない人」というイメージが強いと思います。しかし、実際は、いくつかの種類に分類されます。
『ラクト・ベジタリアン』
肉や魚を避け、卵も食べませんが、乳製品は食べます。
『オボ・ベジタリアン』
魚や肉は避け、乳製品も食べませんが、卵は食べます。
『ラクト・オボ・ベジタリアン』
魚と肉は避けますが、卵や乳製品は食べます。
『ベスコ・ベジタリアン』
もっとも程度が軽く、「肉類だけ避ける」というマイルドな考え方です。
『ビーガン』
肉類、魚介類、卵、乳製品を一切口にせず、野菜のみで生活します。非常に厳格です。
なぜベジタリアンか
ベジタリアンになる理由は、大きく分けて3つあると考えられています。
(1)宗教的な理由
日本でも、厳格な仏教徒の人などは「不殺」の考えにのっとり、菜食主義を奨励していた時代があります。これは現在も、精進料理の形で残っていますね。
また、個人的な考え方として、生き物を殺して食べるという工程に否定的な意見を持ち、ベジタリアンになる人もいます。
(2)健康上の問題
「野菜を食べることが体に良い」という考え方はよく知られています。本当は野菜だけでの生活というのも様々な健康被害を及ぼすと考えられていますが、このような考え方から実践している人も多いです。
(3)環境などに関わる問題
現在、地球温暖化を進めると言われるガスの排出量の内の20パーセント程度が、畜産業によって生じていると言われています。また、畜産業を進める上で必要になる放牧で使われる土地というのは、地球全体の3割程度だというデータが出ています。
これらの観点から、ベジタリアンという生き方を選ぶ人がいるのです。
【参考リンク】
・ベジタリアンとは | ベジタリアンの木