健康状態がわかる“足裏”のチェックポイント
2014年7月21日 | よみもの健康状態がわかる“足裏”のチェックポイント

こんにちは。国際中医薬膳師の坂本雅代です。もう夏です! 薄着になってきましたね。
気温も湿度も上がり、素足で過ごす機会も増える季節。そこで今日はリフレクソロジストとして、プロなら知ってる! 今すぐできる足裏健康チェック法をご紹介します。

プロのリフレクソロジー技術
今や知らない人の方が少ないと思いますが、リフレクソロジーとは、反射区を刺激するトリートメントのこと。
あまり知られていませんが、プロは触診だけではなく視診でも、足の形や色、皮膚の状態など、足の裏で色々な事を判断しています。
まずは足の裏の色をチェックしましょう
足の裏の色で、体調を推測する事ができます。まずは自分の足の裏を見てみましょう。
(1)赤色
赤い部分の反射区が炎症を起こしているかもしれません。血圧が高かったり、体に痛みを感じている部分はありませんか?
(2)黄色
肝臓などの機能がお疲れ気味かも。煙草を吸っている人は指の下の腹の部分、背伸びをした時に地面に付く部分が黄色くなることがあります。その他、にんじんやミカンなどを取り過ぎている可能性もあります。
(3)白色
押した時に白くなって赤みが戻らない場合は循環・リンパ系のトラブルかもしれません。体が重だるく感じたり、むくみが最近気になっていませんか?
(4)紫色
身体全体が悲鳴を上げています! 血行が悪くて酸素不足。疲れが溜まっています。少し体を休めることをお勧めします。
(5)浅黒い色
腎臓、排出系が疲れているかもしれません。水分摂取量が多すぎたり少なすぎたり、トイレの回数が少なすぎたりしませんか?
他の人の足の裏と見比べないと、何色か分かりづらい方もいるかもしれないですが、身近な方の足裏と是非比べてみてください。気になることがあれば健康診断をお薦めします。
足裏に角質がついていますか?
体の不調な部分の反射区には角質がつきやすいとも言われています。角質がつきやすい部分をいくつかご紹介します。
(a)親指の外側
首に問題があるかもしれません。
(b)小指の下の部分
肩こりがある人につきやすいです。
(c)かかとの下の部分
腰が疲れている、痔の人に多い。
サンダルや下駄など、靴の中が固いと足に角質がつきやすいので、素足で靴を履く機会が増える夏はつきやすい季節になります。除去をすると見た目だけでなく、匂いの軽減、血行促進など良い事がたくさんあります。
足の裏のケアをする際に、是非足の裏の色もチェックして、健康管理にお役立てくださいね。
【参考文献】
・『リフレクソロジー大全』五十嵐康彦・著
●ライター/坂本雅代(国際中医薬膳師)