子供に『迷子紐』を使う時の注意点5つ

子供に『迷子紐』を使う時の注意点5つ

【ママからのご相談】
3歳の息子がいます。息子がとても動き回るので、迷子紐を使ってみようかと思っています。周りに使っている人がいないので、ネットで意見を探したところ、賛否両論のようです。使う時の注意点があれば、教えてください。

a 紐を強く引っ張らない! 転倒などの事故には注意を。

こんにちは。ママライターのKOUです。

特に3歳前後のお子さんは、突拍子も無く動き回ったりして、一緒に歩くのに苦労しますよね。そんな時に『迷子紐』を試してみたいと考える親御さんも多いかと思います。

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迷子紐とは?

文字通り、“迷子にならないよう小さな子どもに装着する紐”のことです。ハーネスや子ども用のリュックなどに、付属の紐を取り付けたりして使用します。欧米では、事故や犯罪防止のために一般的に使われているようです。近年は、日本でも需要が増えていると言います。

この迷子紐が、数か月前に朝の情報番組で取り上げられた際、出演者が、「奴隷制度を思い出した」と発言し、話題になりました。確かに、ネット上でも、「まるで犬みたいだ」「子どもの自由が奪われる」などと否定的な意見を見掛けます。

一方で、「道路に飛び出す危険が減った」「人気キャラクターのリュックタイプはとても可愛い」といった肯定的な意見も少なくありません。

そこで、迷子紐を使用しているママさんたちに、迷子紐の上手な使い方を5つ教えていただきました。

(1)交通量の多い場所だけで使用する

『国道沿いのマンションに住んでいるので、道路脇の歩道を歩く時は、必ず装着させています。なるべく手を繋ぎながら歩くようにはしていますが、手を振り払って突然飛び出すこともあるので、迷子紐を付けていると安心感があります』(2歳8か月/女の子のママ)

“交通量が多い場所だけ”などと、使用する場所を決めて愛用されているママさんもいらっしゃいます。また、場所だけでなく、“使用する時間を決める”という声も目立ちました。

やはり、子どもも常に行動を制限されるとストレスを感じるでしょうから、長時間の装着はお勧めしません。

(2)紐を強く引っ張らない

『急な動きに反応して、思わず強く引っ張ったら、子どもが転びました。怪我は無かったのですが、引っ張り方も気を付けないと危ないと思いました』(3歳2か月/男の子のママ)

紐を強く引っ張ると、転倒事故に繋がる可能性があります。事故を防ぐための迷子紐が、逆に事故を引き起こす危険があるようです。引っ張る時の力加減に気を付けましょう。

(3)子どもが嫌がる時は無理に使わない

『娘が嫌がるのに付けて歩いたら、いつも以上に逃げ回ろうとしました。歩いている人にぶつかりそうになったので途中で外したら、おとなしく手を繋いで歩いてくれました』(3歳5か月/女の子のママ)

子どもによっては、迷子紐を身に纏うこと自体をとても嫌がる場合があります。嫌がるのに無理に装着させると、機嫌が悪くなり、かえって危険な行動を取ることもあるそうです。親の都合だけで付けることは止めてください。

(4)紐を短めに持つ

『広い公園で使用した時、長めに紐を持っていたら、お友達が紐に絡まって転んでしまいました。“公園だし長めに持っても大丈夫”と思っていましたが、短めが良いようです』(2歳8か月/女の子のママ)

「紐を長めに持っていたら電柱に絡まった」との声もありました。ママと子どもの距離が離れないよう、短めに持ちましょう。

(5)使用中は目を離さない

『他のママとおしゃべりに夢中になっていたら、子どもが遠くまで行ってしまったことに気付きませんでした。散歩中の犬が近くに寄ってきていたので、慌てて紐を引っ張りました』(3歳4か月/男の子のママ)

迷子紐があるからと安心して、目を離してしまった経験のあるママさんも多いようです。子どもが傍にいるかどうか、必ず確認しながら使用しましょう。


ママさんたちのご意見を集約すると、“迷子紐を使うことで、安心しきってしまうことが1番の危険”だと感じました。決して、全ての危険から身を守れるという訳ではないようです。

是非、ご参考になさって、試していただけたら幸いです。

●ライター/KOU(ママライター)

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