結婚式を挙げない「ナシ婚」派が増えている理由
2014年7月8日 | よみもの結婚式を挙げない「ナシ婚」派が増えている理由

【男性からのご相談】
長く付き合っていた彼女との結婚が決まりました。両家への挨拶も終わり、結婚式についての段取りを決めようとしたところ、彼女から、「結婚式はしたくない」と言われてしまいました。理由を聞いても、納得できる答えが返ってきません。
僕個人としては、会社や親戚へのお披露目の意味も込めて、結婚式はするのが当たり前だと思っていました。どのように説得すれば、彼女は結婚式に前向きになってくれるのでしょうか?
彼女の本音がどこにあるのかが重要。
ご相談ありがとうございます。ママライターのマフィーです。
ご結婚が決まったとのこと、まずはおめでとうございます。言葉にした途端に軽々しくなってしまいますが、“新しい家庭を築くことの素晴らしさと難しさ”を、どうか楽しんでください。

結婚式をあげるカップルは多数派ではない
さて、結婚式についてですが、最近では挙げない方も増えてきています。いわゆる『ナシ婚』と言われているようです。あなたの未来の妻となる女性も、これを望んでいるということですよね。
株式会社みんなのウエディングの調査によると、婚姻者の約半数が、入籍しても挙式、披露宴は行っていないと回答しています。
結婚式について意識の違いはあれど、あなたの彼女は決して少数派ではないということです。そして、結婚式を行いたいと思うあなたもまた、多数派の意見ではなくなりつつあるということです。
まずは理由を把握することから
では、なぜナシ婚を求める方が増えてきているのでしょうか。結婚式を挙げない理由の回答は、
(1)結婚式以外のことにお金を使いたい……36.4%
(2)費用が高い……35.4%
(3)セレモニー的行為が嫌だ……35.4%
となります。
あなたの彼女の結婚式を挙げたくない理由は、どこにあるのでしょうか。
“どのように説得するか”ではなく、“なぜ式を挙げたくないのか”をまずは確認すること。そして、あなたがどうしても結婚式を挙げたいと思うのであれば、相手に対して、自分の考えをきちんと説明することが必要です。
ご存知の通り、人には本音と建前があります。それは、夫婦になる間柄であっても同じです。
彼女がこの世の終わりのように号泣しながら言ったことが本音とは限りませんし、口笛を吹いてスキップしながら言ったことが本音の場合もあります。
これから何十年も寝食を共にするのですから、彼女の本音を探る作業も、その本音に対する解決策を講じることも、決して無駄なことではないはずです。
これからの生活を見据えた話し合いを
『結婚生活は悪い時は悪いが、良い時はとても良いものだ』
このように言った有名作家がいます。まさに、結婚生活を言い得ている率直な言葉です。
結婚式は、2人の結婚生活のスタートにもなる節目のイベントではありますが、しないことによって、“良い時”が無くなる訳ではありません。
それよりも、あなたが彼女の本音にどのように向き合うかの方がずっと大事だと感じます。あなたの本音と彼女の本音を確認する、とても良い機会だと思ってはいかがでしょうか。
●ライター/マフィー(ママライター)