見栄を張るとダメ? 家事代行サービスをうまく使いこなす方法4選
2014年7月7日 | よみもの見栄を張るとダメ? 家事代行サービスをうまく使いこなす方法4選

共働き世帯が増えてきた現代。家事への負担を極力減らしたいと、家事代行サービスに興味を持つ人が増えています。
また、ドラマ『逃げ恥』の影響もあり、仕事自体への応募者も増加しているようです。
そんな家事代行サービスですが、実際に利用したことがあるという人は少ないはず。
自分でできることを、お金を出して依頼するということに抵抗を感じる人もいるでしょう。
しかし、賢く使うことで生活の質を大きく上げることも可能で、時間の節約という点は大きなメリットと言えます。
今回は、家事代行サービスの満足度を上げるための上手な使いこなし方をご紹介します。

(1)防犯の意識を持つ
『長年お世話になっているスタッフさんがいました。ただ、あるとき時計がなくなっていることに気づいて……。私がなくしたのかもしれないから直接問いただすこともできないし、後味の悪い思いをしました。不用意にテーブルに置いていた私が悪いんですが』(40代女性/編集)
家事代行サービスに抵抗を感じる原因のひとつが、他人を部屋に入れるということ。
仕事の依頼とはいえ、赤の他人を部屋の中に入れるわけですから、最低限の防犯意識は持つ必要があるでしょう。
入ってほしくない部屋や触れてほしくないものなどがあれば事前に伝え、貴重品なども見える場所に放置するようなことがないようにしてください。
相手は人間ですから、日頃からのコミュニケーションも大切で、良い依頼主だと思ってもらうことが良いサービスを受けることにつながっていきます。
(2)依頼内容は明文化しておく
『「お風呂掃除と洗濯物を洗って畳むところまで、それから夕食の買い物をお願いします」と依頼したのですが、お風呂は浴槽を洗っただけで、洗濯物の畳み方もめちゃくちゃでした。買い物はメモを渡していたので問題ありませんでしたが、うまく伝えないとあまり効率的とは言えないと思います』(30代男性/アパレル)
ひとことに「家事」と言っても、その作業内容はさまざまです。
依頼する際には、どこからどこまで手をつけてほしいのか、まずは自分のなかで明確にしておきましょう。
そのうえで、依頼内容は明文化しておくことが重要です。メールや文書の形で渡し、できるだけ具体的な言葉で伝えておくといいでしょう。
自分の家で行っている細かなルールなどは、“読んで分かる”という状態にしておくことが大切です。
なお、スタッフの作業は時間で管理されているため、どうしても終わらせてほしいことなどがあれば、優先順位を明確にして伝えておくことも必要になります。
(3)いつも通りの部屋の状態にする
『初めて依頼したときは、他人に見られると思って少しキレイな状態に片付けてから呼びました。ところがこれが大失敗で、依頼を継続することにした後、普段通りの部屋に戻るにつれて「負担が大きすぎる」と言われ値上げされました。見栄を張るものではないですね』(30代女性/販売)
家事代行サービスでは、最初の作業時に部屋の状態などを確認し、金額の見積もりを出すことがあります。
ここで普段通りの部屋を見せておかないと、後から条件面で食い違いが生じてしまうことにもなりかねません。
スタッフも、最初はキレイな部屋だったのに次第に散らかり始めるのは気持ちのいいものではないはずです。
恥ずかしさもあるかもしれませんが、お互いのために素の状態をさらけ出すようにしましょう。
(4)普段の家事に取り入れる
『部屋の掃除を依頼しているのですが、いつも見事なまでにピカピカになっています。あるとき「どうやっているんですか?」と聞いたら、担当の人オリジナルの掃除方法を教えてくれました。それからは、自分でできるときには同じやり方で掃除するようになり、うまく使い分けられるようになりました』(30代女性/飲食店)
家事代行サービスを行ってくれる人たちは、家事のプロフェッショナルといっても過言ではありません。
当然、掃除や洗濯などさまざまな作業において、その人なりのこだわりや技術を持っているはずです。
もし自分でも取り入れたいと思うことがあれば、積極的に聞いて普段の生活に取り入れていくことをおすすめします。
人間同士の付き合いという部分もあるため、良い関係性を築けば金額以上のメリットを享受することもできるはずです。
いかがでしたか?
出費を伴うのは確かですが、あいた時間でスキルアップを図ったり、家族と過ごす時間を増やしたりすることは、きっとプラスになることだと言えるはず。
最近では、会社の福利厚生として、家事代行サービスの料金の一部を負担してくれるところも出てきているようです。
これからさらに共働き家庭が増えていけば、家事代行サービスが贅沢品ではなく生活を送るための必需品となることも考えられます。
少しでも効率的に利用できるよう、しっかりと準備して依頼したいものですね。
●文/パピマミ編集部