月に2回は交換? 台所スポンジを賢く清潔に使うコツ3選
2014年7月6日 | よみもの月に2回は交換? 台所スポンジを賢く清潔に使うコツ3選

掃除や洗濯、食事作りなど毎日の家事はできるだけラクに済ませたいものですよね。
特に少しでも気を抜くとあっという間に汚れてしまう水回りは、こまめに手入れしたいところ。
そんななか、毎日使う台所スポンジなどは、見た目が汚れてくると衛生面も気になってきますが、意外と何も考えずに使っているという人が多いはずです。
使い方を少し工夫することで、食器洗いもラクに行うことができるはず。
今回は、台所スポンジの正しい使い方などをご紹介したいと思います。

(1)食器や調理器具に合わせて使い分ける
『ドラッグストアに行くとたくさんの種類が並んでいますが、普段使うのは2種類だけですね。汚れがヒドいものとそうでないものは別々のスポンジを使いたいので、油汚れと水汚れで使い分けています』(30代女性/編集)
さまざまな種類が売られている台所スポンジですが、汚れや食器の種類に合わせて使い分けているという人は少ないのではないでしょうか。
普段使いには、ネット状になっているやわらかめのものがおすすめ。
泡立ちやすいため洗剤も少しの量ですみますし、ガラスコップなど油汚れがあまり付着しないものや、装飾が施された食器などキズを付けたくないというものに適しています。
柔らかく、折り畳んで使うことができるのも使いやすいポイントです。
反対に、焦げ付きが気になるフライパンや茶渋などが付きやすいマグカップなどは、不織布状になって砥粒と呼ばれる研磨粒子のようなものが付いているスポンジが最適です。
“研磨”とはいっても素材を傷つけずに汚れだけを落としてくれるため、思い切りこすって使うことができるでしょう。
ちなみに、大きなスポンジの方が洗いやすいと考えがちですが、自分の手のサイズに合ったものを使うことが重要です。
あまり大きすぎると細かな隙き間が洗いにくく、女性などは持て余してしまうこともあるでしょう。
(2)使い終わった後の保管が重要
『スポンジの水切りがしっかりできるように、使い終わったらクリップ型のフックにつり下げています。床に置くのも気になりますし、吊るしておくというのは衛生的だと思います』(20代女性/販売)
使い終わった後の保管の仕方が、スポンジの衛生状態を左右するといっても過言ではありません。
最近では除菌をうたった洗剤もあり、泡立てたまま放置してもいいと考える人もいるようですが、原則として使い終わったスポンジは泡が残らないように十分に洗い流すことが大切です。
スポンジに含まれる泡には、食器を洗っているときに付着した汚れが含まれていることがあり、そのままにしてしまうと雑菌が繁殖する原因に……。
洗剤を洗い流しすすいだ後は、水をよく切って保管します。
シンクに直置きしたり、ケースに入れたりすると水切りが不十分なこともあるため、床や壁に密着しないよう吊るして保管するのがおすすめです。
(3)交換頻度はスポンジの状態を確認しながら
『以前は、ちぎれたり破れたりしない限りずっと使い続けていました。ただ、そのことを人に言ったら引かれて、異常な使い方だったんだと認識しました。今も少しもったいないという気持ちがあって、2か月ぐらいは使ってしまいます』(30代男性/営業)
スポンジの交換時期として理想的なのは、2週間ごとと言われています。長くても1か月を目安に交換するのがおすすめです。
もちろんスポンジの種類や使い方によって異なりますが、衛生的に使うにはできるだけこまめに交換することが望ましいでしょう。
雑菌などが繁殖しやすいことに加え、食事に関するアイテムですから常に清潔な状態で使いたいもの。早め早めの交換が良いと言えるでしょう。
「変色してきた」「ニオイがする」「生地に痛みが出ている」などの状況になれば迷わず交換するようにしましょう。
また、見た目には変化がなくとも、スポンジの中では見えない雑菌が繁殖していることもあります。
あらかじめ交換時期を決めておき、時期が来たら必ず交換するようにすると衛生的に使うことができるでしょう。
いかがでしたか?
ほんの少し意識することで、衛生的かつ効率的に使うことができるようになるはずです。
口にする食器を洗うものだけに、常に清潔な状態を保ちたいですね。
【参考リンク】
・洗浄道具の種類と特長 | 洗浄科学研究所
●文/パピマミ編集部