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言い方に問題アリ!? どんどん仲が悪くなっていく“夫婦喧嘩”の特徴

言い方に問題アリ!? どんどん仲が悪くなっていく“夫婦喧嘩”の特徴

【女性からのご相談】
夫は片付けが苦手です。脱いだ服や靴下がそのままだったり、出した物を元に戻さないのはまだ良い方。許せないのは食べ物の始末。例えば皆が寝静まった後に1人でおやつを食べることがあるようで、その食べカスを机の上に放置。私はゴキブリが出たりしたら嫌なので、何度もちゃんと捨てたり片付けたりするよう言っているのに、言った直後は気をつけるものの、数日経つと元通り。結局全て私が片付けることになり、本当に腹が立ちます。どうしたら分かってもらえるのでしょうか。

a 喧嘩の原因は、お互いの見え方の違いによるもの。

こんにちは。マリッジノート専門家の湯原玲奈です。

仲の良いパートナーが、いつしか「顔を見る度にイライラする」存在になってしまう。顔を見れば一言言いたくなり、それを攻撃と捉える夫は防御のために自己弁護、そんな夫に妻はますますイライラ。

2人はどうしてそんな関係になってしまったのでしょうか。

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夫婦喧嘩の原因第1位は「態度・価値観」

2009年に結婚情報サービスのNOZZEが行った『夫婦喧嘩と仲直りに関するアンケート調査』の結果によると、夫婦喧嘩の原因第1位は「態度・価値観」、続いて2位が「子供関係」、以下が「家事関係」「生活習慣関係」「家計関係」と続きます。

実は、第1位に挙げられた「態度・価値観」は、その他の原因においても根本的な部分であるように感じます。

つまりは、目の前で起こる物事を、どう捉えるかの違いが原因です。

エマージェンシー度合いが違うと理解できない

自分にとって相当な「危機的状況」でも、パートナーに伝わらないというのは、相手にとってその事柄はあなたが思う程の危機的状況ではないからです。

ゴキブリがどれ程嫌なものかも、人によって違うはず。もちろん、好きな人はいないと思いますが、ご相談者様の場合は、ゴキブリに出会う頻度というのも関係がありそうですね。

ご主人は、恐らく、ご自宅で過ごす時間は少ないでしょうから、「出会ってしまう頻度」は低い。加えて、そもそも片付けが苦手。そうなると、妻の言うことも頭では分かるのですが、自分にとっては「そんなに大それたことではない」ので、暫くするとすっかり忘れてしまうのです。

もちろん、妻には「大したことない」なんて言えませんから、一応は従ってみますが、心から共感していないのでまた元に戻る、という繰り返しになります。言った側としては、頭に来ますよね。

人格攻撃は絶対にNG

喧嘩も分かり合うためのコミュニケーションの1つ。より良い関係を作るために必要なことです。

人は攻撃されると、自分を守るために「私は正しい」と反論したくなるものです。

相手を頭から批判するのではなく、もっと感情を伝えましょう。こうされると悲しくなる、怖い、気持ちが暗くなるなど、何かをされた結果としてあなたに生じる感情を伝える方が、相手の心に訴えかけられます。

頭ではなく、心で感じたことでしか人間は動けないし、変われないものなのですよ。思っていることや感じていることは、ちゃんと伝えないと相手には伝わりません。

そのため、夫婦喧嘩は大事です。

相手に自分の想いを理解してもらいたい、そのために自分の想いを主張して喧嘩になります。2人の関係を良くするための喧嘩はしても良いと思います。

但し、絶対に人格攻撃はしないこと。

例えば、「何度言ったらわかるのよ! あなたは本当にだらしがないのよ。だいたいいつもあなたは………」などと、今注意して伝えたいこと以外の問題点はあげつらわないこと。今起こっている事柄だけが問題なのであって、その人自身がダメな訳ではないですよね。


良い喧嘩は良い夫婦関係を作ります。良い夫婦は喧嘩の収め方も上手。

一緒に住んでいれば衝突は当然のことでしょう。せっかくですから、沢山の良い喧嘩をして、沢山の仲直りをして下さいね。

●ライター/湯原玲奈(マリッジノート専門家)

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