20~50代の夫婦に聞いた「結婚して良かったこと」とは?
2014年7月4日 | よみもの20~50代の夫婦に聞いた「結婚して良かったこと」とは?

【女性からのご相談】
世の中に「婚活」という言葉が流行り出し、私も少々焦り気味です。今お付き合いしている彼と、いずれは結婚することになるのかな……と思っていますが……。今のままでは、結婚に対して夢や希望が持てない自分がいます。「結婚」を控えて幸せそうな友人を見ると、羨ましい気持ちにはなるのですが。「結婚」に対して、夢や希望が持てるようなアドバイスが欲しいです。宜しくお願いします。
「結婚」はお2人のゴールではなくスタート。
こんにちは。藤じゅんです。
「結婚」は、特に女性にとって人生のイベントですよね。
今回は、そんな人生のイベントに夢や希望を持てるよう、実際のアンケートを参考にしながらお伝えしようと思います。

男女、世代別の声
各世代に「結婚して良かったと思うことを教えてください」というアンケートを取ってみました。
すると、こんな声が聞こえてきましたよ。
20代
・「帰る場所が一緒で嬉しい」(20代男性)
・「一緒にいるだけで幸せな気分になれること」(20代女性)
30代
・「子どもが生まれ、家庭の存在が生きる目的を気付かせてくれたこと」(30代男性)
・「一緒の場所に帰れること」(30代男性)
・「子どもの存在が全てです」(30代女性)
・「心の拠り所がある、安心感が得られること」(30代女性)
40代
・「結婚によって、安心感が得られたこと」(40代男性)
・「好きな人と一緒に居られること」(40代男性)
・「自分のことを理解してくれる妻がいることへの安心感。また、妻は俺無しで生きていけないと、言いきれる」(40代男性)
・「子育てや夫婦の問題を乗り越える度に強くなれたこと、夫に対して揺るぎない信頼感がある」(40代女性)
・「夫との絆が年々確かなものになっている気がする。そのことが、私の気持ちを落ち着かせてくれている」(40代女性)
・「喧嘩をしても一緒にいたいと思えること」(40代女性)
50代
・「帰宅したらご飯ができていること、話し相手がいつもいるということ、まだまだ色々あるけれど、この2つは僕にとって大きい」(50代男性)
・「淋しいと思うことがなくなった。夫がいることでいつも平常心でいられて、偏り狭くなる心根が広く見られるようになったこと」(50代女性)
各世代によっての感じ方
アンケート結果には、上の年代に進むにつれ、「結婚」を通しての心の充実感が表れたような気がします。
偶然かもしれませんが、今回アンケートに答えて頂いた方々は、皆「即答」でした。
「夫婦」とは「結婚」という契りがベースの、赤の他人同士による運命共同体
家族において、唯一血の繋がっていない2人。
それでも、一緒に共有する時間や乗り越えてきた事柄が多ければ多い程、信頼関係がグッと強まり、揺るぎのないものになっていくのではないでしょうか。
もちろん、時には口論になったり、相手に失望することもあるでしょう。それでも、結婚して良かったと思うことができるのは、相手に感じるマイナスの感情よりも、プラスの感情が上回っていることに他ならないと思います。
「自己啓発の父」と呼ばれるアドラーはこう教えてくれています。
『配偶者を従わせ、教育したいと思い、批判ばかりしているとしたら、その結婚は決してうまくいかないだろう』
『あくまでも、2人が平等であり、奪うことよりも与えることを大切にすることによって初めて幸せが訪れる』
何だか身に沁みてくる文章だと感じませんか?
いかがでしたか? 是非ご参考にしてみてくださいね。
余談ですが、アンケートをお願いしている際、通りすがりの老夫婦が、「私たち夫婦じゃなくて親友かもしれないねぇ……」と呟かれていました。
思わず「ジーン」としてしまったことは言うまでもありません。
早速、帰宅した夫に言わなくては……「私たちこれから“親友夫婦”を目指さない?」と……。
●ライター/藤じゅん(カウンセラー)