パパ友を作るメリット&デメリット
2014年6月30日 | よみものパパ友を作るメリット&デメリット

【パパからのご相談】
妻と5歳の息子、夫である私の3人家族です。息子の通っている幼稚園では、父親主導のPTAのようなものがあり、何人かの間で、パパ同士の輪が出来ているようです。妻は私にもそのような輪に参加して欲しいようで、しきりに幼稚園内でパパ友を作るよう言ってきます。しかし、元来人付き合いが好きではない私は、正直、嫌な気持ちにすらなっています。パパ友は作るべきなのでしょうか。
期待に応えたい気持ちと、自分の苦痛の度合いを考える。
ご相談ありがとうございます。ママライターのマフィーです。奥様の要望を真剣に考える旦那様。素敵ですね。とても優しい旦那様なのだろう、と推測します。
では、本題に。
あなたはパパ友が欲しいですか? もとい、パパ友は必要ですか?

パパ友とは一体どんなものか
『NPO法人ファザーリング・ジャパン』によると、パパ友の定義は、父親であるという共通点を持った友達のこと。
パパ友とコミュニティを作ることにより、「家庭や仕事の悩みを相談できる」「人間関係の幅が広がる」ことなどが、メリットに挙げられています。
なるほど。とても前向きで、明るい印象を受けますね。
仕事先での対人関係が見せられないパパにとって、家族にパパと他者との関わりを見せることは、家族にとってだけでなく、パパ自身にとっても、良いことかもしれません。
但し、それはパパ本人の苦痛を伴うものでなければです。
パパ友がいらない人もいる
人間には様々なタイプがあります。
いじめっ子のジャイアンやスネオがいる。いじめられてばかりの、のび太もいる。頭は良いのに肝心なところでは、サブキャラ扱いの出来杉君がいる。
小さなコミュニティの中でさえ、様々な人格があり、それはもちろん、パパも同じです。
つまり、いくら素晴らしいメリットがあるからといって、それを単純に良いものと感じるかどうかは、個人差があるということです。
一般的には、人間関係の幅が広がることは良いことです。
悩みを相談できる輪があれば、より一層心強いでしょう。
しかし、無理をして入ったコミュニティには、いずれ違和感を抱きます。
そして、いつか破綻してしまうでしょう。
ドラえもんの道具で、自分に都合の良い異世界へ行ったのび太くんが、結局元の世界に戻ってくるように、本来の自分とそのコミュニティに齟齬が生じてしまえば、やはり上手くはいきません。
あなたにパパ友は必要か?
奥様が、「パパ友が沢山いるパパ像」をどんなに求めていても、あなた自身が苦痛に感じることをする必要はないと思います。
もちろん、どんなに苦痛でも、奥様のためなら何でもする、という熱い想いがあるようでしたら、その尽くしぶりには惚れ惚れしますし、それを貫いていただければと思います。
しかし、そうでなければ、無理をしてまでパパ友を作るべきではありません。
期待に応えたい気持ちと、自分の苦痛の度合い。
向き合ってみる良い機会かもしれませんね。
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●ライター/マフィー(ママライター)