犯罪に巻き込まれることも! 子どもに初めて携帯電話を持たせる時の注意点3つ
2014年6月26日 | よみもの犯罪に巻き込まれることも! 子どもに初めて携帯電話を持たせる時の注意点3つ

【ママからのご相談】
中学2年になった娘が、携帯電話が欲しいと言い出しました。友達の中にも数人持っている子がいて、娘も欲しいとのこと。確かに、習い事や出かけている時など、娘と直接連絡が取れると便利だとも思うのですが、携帯でのトラブルもあるとよく聞きますし、持たせても大丈夫なのか心配です。
持たせることになった場合、どのようなことに気をつけたらよいのでしょうか。
携帯電話がどれだけの世界と繋がるのかをしっかり教えてあげましょう!
ご相談ありがとうございます。ママライターのアンジです。
「犯罪に巻き込まれてしまわないか」「子供にとって有害にならないか」携帯電話を初めて持たせる時、子供を持つ親なら誰だって不安に思うものですよね。
大人でも時に困ったことになったりするのですから、心配も当然のことです。
しかし、今や子供の携帯所持率は小学生が3割、中学生が5割、高校生ともなると約9割だそう(ベネッセ教育研究所調べ)。時代の波に逆らえなくなるのも時間の問題です。
そこで今回は、警察署少年課の警察官の方に聞いた、携帯電話を持たせる時に気をつけたい3つのことをご紹介させていただきます。

(1)契約者名
将来、名義を変えるのが面倒だからとお子さん名義にしてしまうと、緊急の時、そして緊急じゃないときにも困ったことがあるようです。
そのひとつが、GPS機能。
お子さんと連絡が取れなくなった時、家に帰ってこない時などに、せっかくGPS機能があるんだからと携帯電話会社に問い合わせても、携帯をお子さん名義にしていた場合、すぐには探してもらえないことがほとんど。
もちろん犯罪に巻き込まれたと確定された場合、そして警察からの要請があった場合は別ですが、何かあってからじゃ遅いと思うのが親心ですよね。
また、いくら親だからと言っても、解約やプラン変更なども契約者本人でしかできなくなります。
将来、名義を変えるのはひと手間ですので、未成年のうちは親御さん名義にして、しっかり監督しやすいようにしておきましょう。
(2)料金
携帯電話の支払いは簡単で、どれだけ使ったのか一瞬では分かりません。
はじめて携帯電話を持ったお子さんがゲームで課金したり、勝手に有料アプリをダウンロードするだろうことは容易に想像がつきますよね。
最近では、誰と通話しても通話料無料なんていう会社も出てきましたが、昔は、つい長電話をしてしまって通話料がとんでもないことに……なんていう話もよく聞いたもの。
いくら事前に話し合っていても、子供は見えない料金をなかなか実感できないものですので、気をつけてあげましょう。
ほとんどの携帯電話会社では、料金の利用制限を設けることが可能です。設定料金に到達した時点で一時的に利用停止状態にすることも出来るようですので、心配な方は活用すると良いかもしれませんね。
(3)インターネット
子供は、見える世界がまだ狭く、インターネットと繋がるということがどれだけの大海原に放り出されることになるのか、自覚出来ていません。
友達と、または、自分が見たサイトだけと繋がっていると錯覚している方がほとんどですが、それは大きな間違いですよね。
名前、住所、写真など、ネット内にアップすることは本当に危険です。
また、ちょっとしたネット内の発言が、犯罪に繋がったという例もあります。
ネット内がどれだけ危険なところなのか、どんな小さなサイトでも誰が見ているか分からないということを、じっくり教えていかなければなりません。
インターネットも年齢制限でフィルターを設けることができますので、利用料金同様、しばらくの間は制限することをオススメします。
子供は好奇心が旺盛で、パパ、ママが思っているよりももっと順応性が高いもの。
パスワードは教えてないから課金されることはないはず、携帯での買い物は恐がってしないはず、などと思っていても、子供は時にびっくりするようなことを平気でやってのけてみせます。
できれば監視はしたくないと思われる方も多いかもしれませんが、気をつけなければいけないことは、他にもたくさんあるはずです。
「気づいたら犯罪に巻き込まれていた」なんていうことにならないよう、最低限の監督は怠らないよう気をつけましょう。
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●ライター/アンジ(ママライター)