思わず笑っちゃう!? 子どもが七夕の短冊に書いた“シュールな願いごと”集
2014年6月26日 | よみもの思わず笑っちゃう!? 子どもが七夕の短冊に書いた“シュールな願いごと”集

七夕が近づくと、いろいろなところで笹の葉と短冊を見かけるようになりますね。
学校や幼稚園、保育園だけではなく、スーパーマーケットやショッピングモールにも短冊コーナーが作られます。
ペンを片手に、思い思いの願い事を書いている子どもたちの姿はとてもかわいいものです。
しかし、子どもたちの願い事はときにシュール。「えっ? なにこれ?」と笑ってしまうような願い事もあるんです。
今回は、そんな不思議でおかしい子どもたちの短冊について、ママたちにお話を聞いてみました!

(1)将来の夢編
子どもたちの願い事といえば、真っ先に思いつくのが「将来の夢」。
でも「サッカー選手」や「アイドル」といった具体的な職業を書けるようになるのは、年中さんくらいから。
もっと小さい子どもたちは、アニメのキャラクターや特撮ヒーローになりたいと書くことが多いようです。
しかし、中にはこんなものになりたいお子さんも……。
『保育園から短冊を持って帰ってきた2歳の娘。神様にお願いしたいことを書くんだよと説明したら、長時間考えたあと真剣に「ひよこになりたい」と言い出したんです。何回確認してもそう言うので、しかたなく「おおきくなったら、ひよこになりたい」と書いて提出しました』(30代女性/2歳女の子のママ)
なんともかわいらしい夢ですね。きっと、どこかで見たひよこの姿がとても印象的だったのでしょう。
まだ2歳なのに、何回確認されても意思を曲げないメンタルの強さもステキです。
続いては、小学生男子のママから聞いた呟き。
『何やら一生懸命書いてたので、息子が寝た後こっそり見たら「お金持ちの家のネコになりたい」と書いてありました。どういうことなんでしょうか。ちょっと心配になりますね』(40代女性/小学3年生男の子のママ)
お金持ちの家のネコ、言いたいことは分かります。
きっとペルシャ猫やシャム猫のような高級猫ちゃんでしょう。セレブの膝の上で何不自由ない生活をしているんですよね。しかしこれ、小学生の夢としてはどうなんでしょうか……。ちょっとシブすぎる気もします。
(2)欲しいもの編
短冊を前にして、アレコレと「欲しいもの」について頭を巡らせてしまうのは、子どもたちも同じようです。
『やっと文字が書けるようになった娘が書いていたのが、「いくらのおすしがたべたい」という短冊でした。いじらしすぎる……』(30代女性/4歳女の子のママ)
いくらの軍艦巻き、おいしいですよね。
こんなふうにそっとお空に願われてしまうと、思わず好きなだけ食べさせてあげたくなっちゃいます。
さらには、こんなド直球のお願い事も。
『息子が通っている保育園の短冊をみてびっくり。かなりの子が「おかねもちになりたい」と書いていたんです。ストレートすぎる願い事に、思わず「お、おぅ……」ってなっちゃいました(笑)』(40代女性/5歳男の子のママ)
これは、私も見覚えがある光景です。
かつてわが家の娘が保育園児だったころ、門の前にある笹には「おかねもちになりたい」と書かれた短冊がたくさん揺れていました。
現実的で堅実な現代っ子たちの姿。笑っていいのか嘆くべきなのかと複雑な思いがしたのをよく覚えています。
(3)堅実で壮大な願い事も
堅実といえば、こんな願い事を書いた子もいました。
『5歳の息子は「ながいきできますように」と書いてましたね。このまえ生まれたばっかりでしょって思わず吹き出してしまいました』(20代女性/5歳男の子のママ)
おそらくどこかで、長生きはいいことだという情報を耳にしたのでしょう。大丈夫、まだ5歳です。先はかなり長いですよ。
それにしても子どもの時間軸って不思議で面白いですよね。3歳くらいでも「わぁ、このオモチャなつかしい〜」なんて口走ったりしてくれます。
まだ過去を懐かしむだけ生きてないでしょうが、とツッコミたくなることもしばしば。どんな時間の流れで生きているんでしょうね。
最後に紹介するのはこちら。4歳の女の子の短冊です。
『3歳までは、アニメキャラになりたいとか、プリンセスになりたいとかばかりだった娘。今年もそんな感じのことを書くんだろうなと横目で見ていたら、「せかいがへいわで、みんながしあわせにすごせますように」と書き始めました。たどたどしい文字なうえ、「しあわせ」も「しわわせ」になってたりして……なんというかグッと来ましたね』(30代女性/4歳女の子のママ)
子どもは4歳になると、他人の気持ちを思いやれるようになってきます。友だちが増え、どんどん世界が広がるのがちょうどこのころです。
お嬢さんの世界がしあわせに満ちたものになるといいですね!
いかがでしたか?
小さな子どもたちは、飾ることなく自分の願いを短冊に綴ります。
大人からみたら変だったり、笑える内容だったりすることもあるでしょうが、本人たちは至って真剣なんです。
今年は笹の葉の前で、お子さんの願い事にじっくり耳を傾けてみてはいかがでしょうか?
●文/パピマミ編集部