夫をイクメンに育てよう! パパに家事や育児をやってもらうコツ3つ
2014年6月23日 | よみもの夫をイクメンに育てよう! パパに家事や育児をやってもらうコツ3つ

【ママからのご相談】
数か月前に子どもが生まれたのですが、パパが育児をしてくれず、困っています。最初は育児に積極的に関わってくれていたのですが、色々と指摘し過ぎたためか、やる気を無くしているようで、最近、言わないと何もしてくれなくなりました。
子どもと遊んでくれたりはするのですが、私1人では大変な時もありますし、もう少し家事・育児を手伝ってもらいたいと思っています。上手くパパに手伝ってもらう方法があれば教えてください。
パパは大きな子どもです。やることを見守ってあげることも大切です。
ご質問ありがとうございます。育児書コンシェルジュの三尾です。
子どもが小さいと家事と育児とこなしていくのはとても大変ですよね。そして、仕事もあるとパパにも色々やってもらわないと、日々の生活が回らなくなるのもよくわかります。
しかし、育児に積極的に関わりたいけど、どうやって良いか分からず、いろいろ指摘をされてしまってやる気をなくしてしまったのかもしれませんね。
パパは大きな子どもですので、プライドが高く、指摘をされると拗ねてしまいます。面倒ですよね。こういうときは、パパなりのやり方を見守ってあげることが大事です。
おおたとしまささんの著書『パパのトリセツ』には、そんなパパの扱い方がたくさん載っています。その中から、パパに積極的に動いてもらうためのコツを3つご紹介したいと思います。

(1) パパスイッチを入れる
女性は妊娠して徐々にママになるという意識が、体の変化とともにできてきますが、男性はいきなりパパにはなりません。
子どもが出てきて急に生活スタイルを変えるのは難しいですし、何よりパパになるという意識はあっても、パパになったから何かが変わるわけではありません。
したがって、男性にパパになってもらうためには、「パパスイッチ」を押さないといけないのです。
そのスイッチはどうすれば入るかですが、ママが妊娠したときから将来の子どもにどうなってほしいかなど、夢ややりたいことを話したりするとパパの意識が変わってきます。
また、赤ちゃんベタベタさせるのは効果的とのこと。 確かに私もそうでした。赤ちゃんとベタベタすることで、子どものことを愛おしく思うようになり、今まで以上に子どもに対する想いが強くなった気がします。
(2)パパには女子力
ママにとって子どもが小さい時は、猫の手も借りたいところですよね。
そんなときは頼りなくてもパパの手を借りること。
パパは確かに子育てや家事に関して、スキルもなく知識もなかったりするので、「頼りないので任せられない!」と考えるかもしれません。でも頼ってみると、意外にしっかりやってくれるものです。
パパ(男性)は基本的に頼られると嬉しい生き物です。どんどん活用しましょう。
なかなか協力的になってくれないときはママの女子力の見せ所ですね。甘え口調でお願いしてみるといいでしょう。「いつもと違って気持ちわるいな」と思うパパもいるかもしれませんが、きっと動いてくれると思いますよ。
そして、パパに動いてもらうときは、失敗には目をつぶって「ありがとう」と言うこと。今度から積極的に家事や育児をやってくれるようになります。
(3) パパのやり方に任せる
家事や育児はママとパパではやり方が違うことを認識しておくことです。パパのやり方を見て、「それは違う!」「こうしてほしい」と言いたくなると思いますが、まずはパパの自立を見守りましょう。
例えば、片付けると言ったのになかなか動かない。そんなときありませんか?
パパは自分なりに片付けようと思っているので、パパのタイミングでやってもらうことです。
「早くして」と急かしてしまうと、「あとでやろうと思っていた」と言って、へそを曲げてしまうこともよくあります。パパのやる気を大切にすることが、パパ活用のコツです。
ただし、あまりにもやらないときは言うことは言うべきだと思いますが。
いかがでしたでしょうか。日本の男性は「子育てはママがするもの」という意識がまだ残っているので、男性が家事・育児を積極的にやる人はまだまだ少ないです。
ただ、実はママ側にも同じような考えがあることが多いようです。「パパは何もしてくれない」「やらせてもうまくいかないので任せられない」ということで、パパに任せられないのであれば、パパは育ちません。
子どもを信頼して任せることで成長するように、パパを頼りにして一任すると素敵なパパに成長していくんじゃないでしょうか。
【参考文献】
・『パパのトリセツ』おおたとしまさ・著
【関連コラム】
・(後編)新米パパに育児や家事をうまく頼む方法3つ
●ライター/三尾幸司(育児書コンシェルジュ)