妻が夫を「マザコン」だと思う瞬間5つ
2014年6月19日 | よみもの妻が夫を「マザコン」だと思う瞬間5つ

【パパからのご相談】
こんにちは。先日息子が産まれた一児の父です。待望の我が子に夫婦共々喜んでいたのですが、その折、自分の母親に一番に見せたいと言った自分に妻が怒り、私をマザコンだと言いました。確かに、女手ひとつで育ててくれた母を大切には思っていますし、初孫を見せて喜ぶ顔が早く見たいと思ったのは事実ですが、それとマザコンとは違うのでは? と思ってしまいます。
こんな私は妻の言うように、人から見たらマザコンなのでしょうか?
妻と夫では“マザコン”に対する意識に差があります。
ご相談ありがとうございます。ママライターのアンジです。
男の人を見て、「マザコンだなぁ」と思ったこと、実はわたしもたくさんあります!
心理学的には、マザコン(ファザコン)は「感情複合」と呼ばれており、愛情不足から、「もっと母親(父親)に愛されたい」「もっと自分を見てほしい」と渇望している状態を言うようですが、世間では、「ママ大好き!」な感じ全般がマザコンだという風潮がありますよね。
それに、そういうものに対して男性と女性でも意識差があり、男性は特に、「ママがとっても大切」と言うと即座にマザコン確定の烙印を押されてしまうことがあるようです。
母親の立場からしてみると、「親を大切に思うのは当然!」です。……ただ、女の立場からしてみると、「そんな風に母親をあまり大切にされると嫌だなぁ」と思う気持ちも分かる気がするんですよね。
それでは今回は、そんな妻心を知って頂くため、妻が夫に思うマザコンだと思う瞬間を5つご紹介させていただきます。

(1)妻より母親の気持ちを優先させたがる
こちらは今回、ご相談頂いたようなケースですね。「妻の気持ちよりも母親の気持ちを大事にしてしまう」ということがマザコンの枠に入ってしまうようです。
お母様の喜ぶ顔を見たいという気持ちは分かりますが、夫婦の大事な節目にお母様の気持ちを優先してしまうのはNG。
例えばお母様の誕生日など、お母様が主役の場合は優先しても許されますが、今回は奥様とお子さんが頑張った、謂わば主役です。
こういう場合の対処法は、「うちのお袋も早く見たがってたけど、(奥様は)どうしたい?」と、決定権を奥様に委ねるのが良いでしょう。きっと奥様は、「近いうちに見せに行こうね」と笑顔をくれるはずです。
「母親に何かをしてあげたい」という気持ちは誰しもあって当然ですが、とりあえずは隠して、お母様の気持ちをさりげなく伝えながら上手に誘導していきましょう。
(2)妻に“母親”を求める
世の奥様達の中には、「あ、これ私、“母親”を求められてる」と思った瞬間、夫をマザコン認定してしまうことがあるようです。
甘えられて我がままを言われた時、何か嫌なことがあって、理不尽にあたられた時など。感じ方は人それぞれですが、多くは、“無条件の許し”を請われた時などに、「マザコンだなぁ」と感じているよう。
旦那様はただちょっと甘えたつもりでも、奥様の機嫌や感じ方によってマザコン認定されることがありますので、夫婦感でも空気を読んで上手に甘えて下さいね。
(3)妻と母親の間に立たない
例えば実家に行った時など、奥様とお母様の間に出来るだけ入ってあげているでしょうか?
もちろんキッチンに立っているときなど、間に入れないことはよくありますが、お母様にいらない物をもらっていたり、少しでも気まずくなったときには、奥様は旦那様に助け舟を求めています。
そんなSOSに全く無関心だと、「夫はいつもお母様のしたいようにさせたいんだ」と、“隠れマザコン”の烙印を押されてしまうことがあります。
奥様とお母様が2ショットになったときには、奥様からのSOSにもしっかり気を配りましょう。
(4)なんでも母親に相談する
奥様が隣にいるのに、お母様に意見を求める、決定権を母親に委ねるなどしていると、自分では何も決められない、依存型マザコンに認定される可能性があります。
女性は基本的には、頼りがいのある旦那様でいて欲しいと思っているもの。もちろん人間ですので迷うこと、心配ごとを誰かに相談したいということはあるかもしれませんが、まずはお母様よりも奥様に相談と報告を。
それでもどうしても解決せず、やっぱりお母様の意見が欲しいと思った時に助言を求めるようにしてみましょう。
結婚したからには旦那様が一家の主です。自分で調べ、決定できるようになると、奥様からは熱い視線を向けられるようになると思いますので頑張って下さいね。
(5)母親の料理と比較する
妻の仕事として定着している料理。これをお母様のものと比べられてしまうのは、妻としてとても悲しいものだったりします。
自分好みの味を作れるようになって欲しいという旦那様の願いは分かりますが、基本的にはお母様のものとは比べず、「こんなものが食べたい」「こういう味が好きだ」と、もっと料理に力を入れてほしい旨を伝え、奥様にお料理好きになってもらえるよう育てていきましょう。
奥様が旦那様の好きな味を研究したくなるかどうかは、旦那様の手腕にかかっています。是非、ポジティブな感想を日々心掛け、自分好みの味をゲットしましょう。
奥様はきっと、本気で相談者様をマザコンだとは思っていないはずです。ただ、「自分の気持ちが蔑にされてる」と思ったとき、つい“マザコン”という言葉で、自分を納得させようとしているのではないかと思います。
お母様の気持ちより、自分の気持ちを大切にしてほしいというのは世の女性の誰しもが思うこと。
まずは奥様の気持ちを大切にし、奥様にもお母様を大切に思ってもらえるような言動を心がけましょう。
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●ライター/アンジ(ママライター)