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クリニックへ行くのを拒否! 夫に不妊治療の検査を受けさせるコツ

クリニックへ行くのを拒否! 夫に不妊治療の検査を受けさせるコツ

【女性からのご相談】
不妊治療を始めて半年ほどになりますが、クリニックの先生から、そろそろ主人の検査もするように言われました。主人は、不妊治療することに反対しているわけではありませんが、自分が不妊クリニックに行くのはあまり気が進まないようで、いろいろ理由をつけては断られます。こんな時、どうしたら主人に検査を受けてもらうことができるでしょうか?

a 無理強いは絶対にNG! 不妊学級などへの参加からスタートしましょう。

ご質問ありがとうございます。フリーライターの小柚子です。

不妊治療は夫婦二人で取り組むもの。そうは言っても、積極的に不妊治療を受けようとする男性はまだまだ少ないのが現状なのではないでしょうか。

世界保健機関(WHO)によると、不妊の原因の48%は男性側にあるとされています。

つまり、男性側の検査をしないということは、不妊の原因の半分近くを見逃してしまう可能性があるとも言えますから、できれば早い段階でご主人にも検査を受けて欲しいですよね。

しかし、奥様のそうした焦りがかえってご主人を精神的に追いつめてしまう可能性もありますから、ご主人が検査を嫌がる場合は、相当慎重にならなければいけません。

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まずはご主人の気持ちに寄り添って

ご主人と同じように、不妊クリニックへ行くことを拒否する男性は多いものです。だからといって、奥様がご主人を責めたり、通院を無理強いしたりするのは逆効果です。

男性は、自分が不妊検査を受けることに大きなストレスを感じます。さらに女性が不妊治療に必死になればなるほど、苦痛になるものなのです。

また、もし検査を受けてくれたとしても、その結果によっては相当なショックを受けることが予想されます。

日本初の会員制不妊治療専門クリニック・黒田インターナショナルメディカルリプロダクションの院長である黒田優佳子先生は、著書『不妊治療最前線−男性不妊の闇に挑む』の中で、次のように述べています。

『女性の場合は、卵がダメでしたとなっても比較的切り替えが早いのに対して、男性の場合は、精子がダメでしたという言葉は男性として否定されているように思ってしまい、心のダメージを受ける人が多いのです』

女性はまず、こうした男性の気持ちを知り、それに寄り添ってあげることが必要でしょう。

いきなり検査ではなく、不妊学級への参加から始める

嫌がるご主人に何度も検査をお願いしていては、ご主人も頑なになってしまう可能性があります。

まずは、不妊クリニックなどで行われている不妊学級や不妊セミナーへの参加をすすめてみましょう。不妊学級、不妊セミナーは夫婦で参加する人も多いので、ご主人もあまりストレスを感じずに参加してくれるかもしれません。

奥様としては、一刻も早く検査を受けてほしいという気持ちでしょうが、ここは一歩引いて、ハードルを「検査」から「不妊学級への出席」に下げてみましょう。

精液検査は、クリニックへ行かずにできることも

精液検査は、クリニックで受ける他に、自宅で精液を採取して指定の容器に入れ、奥様が病院へそれを持って行くという方法でも受けることができます。

もし、ご主人が検査そのものではなく、不妊クリニックへ行くことに抵抗を感じているのであれば、この方法が有効かもしれません。

遠距離通院などで、持ち運びに時間がかかる場合は病院での検査をすすめられることもあります。

ですが、不妊クリニックの先生も検査や治療を嫌がる男性の気持ちは十分に理解し、配慮してくれるでしょうから、まずは先生とよく相談し、ご主人に納得して検査を受けてもらえる方法を探ってみましょう。


いかがでしょうか?

不妊治療は、男性にとって敷居が高いものです。ご主人の気持ちに寄り添いつつ、スムーズに治療に取り組めるように、奥様が上手に導いてあげるといいかもしれませんね。

【参考文献】
・『不妊治療最前線−男性不妊の闇に挑む』黒田優佳子・著

●ライター/小柚子(フリーライター)

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