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赤ちゃんが快適な室温で過ごせるようにする方法

赤ちゃんが快適な室温で過ごせるようにする方法

【女性からのご相談】
間もなく出産予定日で、今は実家で過ごしています。8月には夫が待つ家に戻る予定ですが、夫は暑がりでエアコンは22度設定じゃないと暑いと言い、私は冷え性で毎年、夏は寒い思いをしています。赤ちゃんが快適に過ごせる温度が気になったので教えて下さい。

a 気を付けて! 新生児はまだ体温調整が未熟です。

こんにちは。心理食育インストラクターのSAYURIです。ご相談ありがとうございます。

初めての育児は分からない事だらけで、ちょっとした事でも気になりますよね。お気持ちお察しします。

一般的に男性と女性では体感温度が3~5度違うと言われています。これは、熱生産をしてくれる筋肉量の違いが大きな原因なのですが、これに屋外での肉体労働など、外的要因があると、更に男性がエアコンの設定温度を低くしたがるようになります。

ご夫婦だけなら、奥様がカーディガンを着たり、靴下を履いたりで乗り越えられるでしょうが、新生児がいるとなると話は違ってきます。

生後1年未満の赤ちゃんは、まだ体温調節中枢が未熟で、気温と一緒に体温が上下してしまいます。室温が高すぎたり、衣類や寝具で覆われ過ぎたりだと、熱がこもって体温が異常に上昇してしまいますし、逆に寒さにさらされると低体温になってしまいます。場合によっては、命の危険もありますので気をつけてください。

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エアコンの設定温度は26~28度が目安

冷気が直接赤ちゃんにあたらない工夫をするのも、温度設定と同じくらい大切な事です。

それから、エアコンの温度設定だけでは、実際に赤ちゃんのいる場所の温度が分からない場合もあるので、赤ちゃんの寝ている高さに温度計を置いて、チェックするのもいいでしょう。

赤ちゃんの状態をチェック

衣類や寝具も、赤ちゃんの体温コントロールに影響します。

一般的には、手足が冷たくても、お腹や背中に手を入れて温もりがあるようなら、赤ちゃんは快適な状態にあると判断してよいでしょう。

むき出しになっている手足は、外気温の影響を受けやすいのですが、手足がセンサーとなって体温調節をしています。手足にさわって冷たく感じても、体は意外に温かいことも多いはずです。逆に、お腹や背中がひんやりしているときは、室温を上げるか、衣類や寝具で調節してあげてください。

また、「快適なはず」と思っていたのに、お腹や背中に汗をびっしょりかいているようなら、室温をやや下げるか、衣類を薄手のものに替えたり、寝具を減らしたりしてあげましょう。他に、手足は冷たいのに背中に汗をかいているような場合は、手足の血管を締めて、中心部の血管やその血管が支配する臓器を守ろうとする働きが起こります。これは、暑くて汗をかくと体内の水分が失われるためです。

一方、エアコンなどで露出している手足が冷やされすぎると、脳が「体温を上げろ」という指令を出し、その結果として体温が上がり、背中に汗をたくさんかくことがあります。


パパには少し暑い夏になるかもしれませんが、帰宅後すぐに汗を流す、パパ専用扇風機を併用してもらうなど、赤ちゃんだけでなくパパへの気遣いもしてあげて下さいね。

●ライター/SAYURI(心理食育インストラクター)

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