男の子と女の子で全然違う「やる気スイッチ」の入れ方
2014年6月12日 | よみもの男の子と女の子で全然違う「やる気スイッチ」の入れ方

【ママからのご相談】
私には7歳の娘と5歳の息子がいます。最近、そろそろ息子にも勉強を始めさせようとあれこれ買ってみたのですが、息子はまったくやる気を出してくれません。確か、娘も同じ時期に始めたのですが、娘はその時、すんなりとやる気になってくれました。同じように育ててきたつもりなのですが、これは一番目と二番目の違いなのでしょうか。なにか、息子をやる気にさせる良い方法はありますか?
男の子と女の子では「やる気スイッチ」の入れ方が違います!
ご相談ありがとうございます。ママライターのアンジです。
子供に何かを始めさせようとする時、どうやってやる気にさせるか試行錯誤するものですよね。特に男の子は、体を動かす方が好きという子が多いですし、机でじっと取り組まねばならない「お勉強」をやる気にさせるのは至難のワザです。
それでも出来るだけ、小学校に上がる前までには、机にじっと座らせることにも慣れさせておきたいものですよね。
そこで今回は、男の子と女の子の違い、それぞれの「やる気スイッチ」の入れ方をお話しさせていただこうと思います。

男の子と女の子の違い
一慨に、女の子は、お話が好き、可愛いものが好き、まわりの人と一緒が好き、面倒をみるのが好き、“答え”をもらうのが好きという傾向があるようです。
うちにも娘がいるのですが、本当にこの通りの典型的な女の子タイプでした。
対して男の子は、動くのが好き、好きなことに没頭するのが好き、集めるのが好き、勝ち負けをつけるのが好き、理屈っぽい……などがあげられるようです。分かる気がしますね(笑)。
もちろん、ご家庭の環境、そして持って生まれた性格によって違う部分もあるかとは思いますが、お子さんのいらっしゃらない方でも、男女のこの違いには、「そうそう!」と納得される方は多いのではないでしょうか。
また、一度にいくつかのことが考えられ、プロセスを組み立てるのが上手な女の子に比べ、男の子は一度にひとつのことしか考えられないという傾向も。これだけ違う部分があると、やはり「やる気スイッチ」の入れ方も違って当然かもしれませんよね。
それでは、男女別にやる気スイッチの入れ方を見てみましょう。
女の子
女の子は、結果よりもその過程を褒めること。そして、「見ているよ」というサインが大事なようです。
「勝ちたい」男の子とくらべ、女の子は、「どれだけ頑張りを見てくれたか」ということが大事。お勉強だけに限定して言えば、「こんなにやったんだね」「もう1時間も頑張ってるじゃん」などと言えばやる気もアップ。もっともっと頑張ろうという気持ちになるようです。
そんな女の子は、例えその結果に失敗があっても、ママは口出しやダメだしより「頑張ったね」と励ますだけに留めるのがベター。共感性の高い女の子は、やる気のある時の指図は素直に聞いてくれますが、失敗した時の指図には強い反発心を覚えてしまいます。
ママ自身も身に覚えがあるのではないでしょうか? 女の子のやる気を継続させるため、口出しの時期は慎重に見極めましょう。
男の子
男の子は、まず「出来た」という達成感を与えてあげることが大事なようです。
ママと一緒に挑戦していきたい女の子が多いのに比べ、男の子は結果が重要。小さな「出来た!」という成功体験が男の子をどんどんやる気にさせていきますので、まずは「完全に出来る」ことからスタートしていきましょう。
それから、好きなことには没頭するという性質を利用して、好きな本を机に座って長い間読むということもさせてみましょう。じっと座ることが出来たという成功体験が、「机にじっと座ることができる」という自信になるはずです。
また、男の子はじっくりと物事に取り組むのが好きです。
あんまりにもダラダラとするのはよくありませんが、お子さんが小さなうちは、出来るだけ急かさず、その子のペースを守ってあげるようにしましょう。
「成功体験」「達成感」「自信」この三つは、多少過程が違っても、男の子、女の子どちらにも共通してやる気スイッチになります。
お子さんの性格を見極め、成功体験への過程を上手にサポートしていきましょう。
【参考資料】
・AERA With Kids(朝日新聞出版)
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●ライター/アンジ(ママライター)