親の差別にうんざり! “姉妹格差”に傷ついたエピソードと対処法
2014年6月2日 | よみもの親の差別にうんざり! “姉妹格差”に傷ついたエピソードと対処法

広瀬アリスさんと広瀬すずさん、森泉さんと森星さん、浅田真央さんと浅田舞さんなど、芸能界には姉妹で活躍している方たちがたくさんいます。
しかし、姉妹だからこそ比べられてしまうことも。たとえば、女優・有村架純さんの姉であるグラドルの有村藍里さんは、世間から何かと妹と比べられてしまっているようです。
もちろん、姉妹で比べられてしまうというのは芸能人に限ったことではありません。
また、比べられるだけでなく、時には格差を感じるほどの扱いを受けてしまうことも……。
今回はそんな姉妹格差について悩んだことがある女性たちから、どんなことで姉妹格差を感じたのか、お話を聞いてみました。

容姿に関する姉妹格差
『姉は美人でスタイルも良いのに、私はブスで身長も姉より10cm近く低いです。そのせいで昔から親戚や近所の人たちから受ける扱いに格差を感じていました。姉は会うたびに「かわいいね〜」「美人になったね〜」と容姿を褒められるのに、私は「大きくなったね」「元気そうね」程度。会話もいつも姉とばかりしていて、私はスルー。毎回傷ついてました』(20代女性/会社員)
これはつらいです。女の子の場合、容姿は特に気になるもの。デリケートな年頃になると、「姉妹なのになんでこんなに見た目が違うの?」と劣等感を抱いてしまいますよね。周りからの扱いが違えばなおさらです。
お金やステータスに関する姉妹格差
『妹はお金持ちと結婚して優雅なセレブ生活をしているけど、私は子ども2人を抱えながらの共働き。旦那の稼ぎだけじゃとてもじゃないけどやっていけません。実家に帰省するたび、妹から自慢話を聞くことになり、ものすごくイライラします。住む世界が違うんです。
しかも、妹の話を聞きながら母親が私に、「あんたは失敗しちゃったね」とか「○○(妹)みたいにイイ男を見つけられたら幸せだったのに」とか言ってきて、さらにイライラ。お金がないのは認めるけど、稼ぎが少なくても夫のことは愛してるし、かわいい子どもにも恵まれて幸せなのに、妹と母親から「不幸」と決めつけられているのが納得いきません』(30代女性/会社員)
結婚相手によって経済的な格差がうまれることもありますよね。でも、お金持ちじゃなくても幸せな家庭はたくさんあります。周りが人の幸不幸を決めつけていいものではありません。
孫に関する姉妹格差
『甘え上手な妹は昔から父と母にかわいがられてました。ケンカしても怒られるのはいつも私。おねだりも許されるのは妹だけでした。今は妹も私もそれぞれ結婚して家庭を持っており、子どもがいます。実家に帰るときはお互い子どもも一緒に連れて帰るんですが、そのときの親の態度にムカつきます。
子ども同士がケンカしていても、怒られるのは私の子どもの方だけ。それに、妹の子どもには玩具やお菓子を買ってあげるのに、うちの子には何も買ってくれないんです。「子どもがかわいそう!」と抗議したら、「お姉ちゃんなんだから、自分たちで買ってあげなさいよ」の一言。
何でも「お姉ちゃんなんだから」の一言で姉妹をえこひいきする親に失望しました。それ以来、子どもがかわいそうなので実家には帰っていません』(20代女性/パート)
自分が不当な扱いを受けるのはまだ我慢できたとしても、自分の子どもが不当な扱いを受けるのは許せませんよね。
親も人間なので、どうしてもどちらかに愛情が偏ってしまうということもあるかもしれませんが、これはひどすぎます。
差別を受けて傷ついたときの対処法
姉妹格差にショックを受けた、傷ついたというときは、素直にその気持ちを相手へ伝えましょう。
差別している側は、それを差別だと感じていない場合もあります。その場合、相手を傷つけているとわかっていません。
比べられて傷ついたこと、ショックを受けたことなどをしっかり相手に伝えることで言動を改善してもらえる可能性もあります。
自分の気持ちを伝えても改善されなかった場合はその相手の人間性に問題があるので、その人の言葉や態度を真に受けてはいけません。「人の気持ちもわからないかわいそうな人なんだ」と受け流し、気に留めないようにしましょう。
それでも気持ちが楽にならない場合は、信頼できる人に相談したり話を聞いてもらったりするといいでしょう。誰かに話して共感してもらうだけでも気が楽になることもありますよ。
●文/パピマミ編集部