子供と一緒に料理をするメリット3つ
2014年5月26日 | よみもの子供と一緒に料理をするメリット3つ

【ママからのご相談】
もう1年ほど悩んでいるのですが、私が料理を作り始めると5歳になる子どもがグズグズ言い始めます。「本を読んで」「ゲームをしよう」など、あの手この手で私を誘ってくるのですが、料理中ですのでそんな余裕はありません。気を紛らわせる方法はいくつも試しました……。
キッチンは危険ですので、出来るだけ近寄らせたくありません。子どもの気を紛らわせる良い方法があれば、教えてもらえませんか?
安全な子ども用の調理道具を利用して、親子で楽しく料理をしてみましょう。
ご相談ありがとうございます。ママライターの亜依です。
切れ味の鋭い包丁、強火の炎、缶詰のフチ。確かにキッチンには危険がいっぱいです。それだけではなく、魚や肉に触れると手が汚れますし、途中まで仕上げた料理をひっくり返されるとイラッとしますよね。キッチンに子どもを招きたくないお気持ちは、私も十分に理解できます。
もしかしてお子さんは、そんなあなたの心理を敏感に読み取っているのかもしれません。子どもは常に自分を見ていてほしいもの。お母さんが料理に集中している姿というのは、意外と大きな嫉妬心を、子どもに与えているのかもしれません。
今回は、キッチンからお子さんを追い出すのではなく、“あえて招く方法”をご紹介しますので、ぜひ実践してみてくださいね。

(1)子ども用の調理道具と、子どもが出来ること
私が子どもと料理を始めたのは2歳のとき。やりたいと言うので仕方なくやらせた“レタスちぎり”が最初のお手伝いでした。
レタスはシナシナで食べられたものではありませんでしたが、「お手伝いが出来た」という子どもの満たされた顔は、今でも忘れられません。
おもちゃ屋さんやキッチン雑貨屋さんへ行けば、子ども用のシリコン包丁やハサミが多数売られていますので、チェックしてみるのもいいと思います。キッチンへ招くのが怖ければ、子ども用の小さな台やイスを、キッチンの傍にセットしてあげましょう。
火や包丁を使わなくても、具材を混ぜたり包んだり飾り付けたり。意外と子どもの手は役に立ちますよ!
(2)料理はお子さんとのコミュニケーションに効果あり
“子どもの料理に対する興味や意欲の調査”を実施した東京ガスが、その結果をHPにて公開しています。
その中の「料理に興味を持ち始めた年齢」という項目では、男女関係なく5歳がピークという結果に。また、早い子で2歳から料理に興味を持っているようです。
また子どもと料理をすることにより、「お手伝いが積極的になった」「嫌いなものも食べるようになった」という意見が多数あります。
「子どもの調理が食事中の話題になる」といった、親子のコミュニケーションの増加にも効果絶大のよう。
以上のことから、相談者様にもぜひお子さんと一緒に料理をして欲しいな、と思います。
(3)小さなころから料理を手伝わせていると?
2歳から料理を手伝わせていた長女は現在8歳。
スープも作れますし、サラダも作れます。イカの皮を剥いだり、魚の内臓を取り出したりといった調理も完璧です。
あれだけ邪魔者だった子どもが、今では立派な戦力です。将来ご自分が楽をするためにもお子さんと料理をすることをオススメします(笑)。
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●ライター/亜依(ママライター)