旦那が結婚指輪をしない理由とは?
2014年5月22日 | よみもの旦那が結婚指輪をしない理由とは?

【女性からのご相談】
3月に結婚をしたばかりの新婚です。最近、とても気になることがあります。結婚式以来、夫が結婚指輪をしていません。仕事上で、と夫は言いますが、結婚が嫌だったのか、結婚していることを知られたくないのか、と色々考えてしまいます。
男性の“結婚指輪”に対する意識を知る。
「結婚作家」池です。ご相談ありがとうございます。
結婚指輪は「絶えずめぐり続ける愛の証」ですよね。指輪をしない旦那さまに対して、さみしい気持ちを抱いてしまったり、少し疑いの気持ちを持ってしまう……というのも理解できます。
今回は、男性の指輪に対する意識を考えていきましょう。

(1)結婚指輪をしない男性は過半数
第一生命が行った、結婚に関する意識調査で、「結婚指輪をつけているか」の問いに対して、女性は31%が常に付けていると答えているのに対し、男性は16%と非常に低くなっています。そして、「最初からつけていない」と答えた男性はなんと50%。過半数が指輪をしていないことがわかります。
つまり、女性は結婚指輪を重要なアイテムと考えていることに対し、男性の意識は低いということが解りますよね。また、『みんなのウエディング』によると、その理由に関しても、決して愛情が薄いわけではなく、建設関係や科学系の研究職など、仕事上指輪をする環境にない、難しい、というものから、普段からアクセサリーをしていないので落ち着かない、などの男性の本音が解ります。
女性は、日常的にアクセサリーを使うことが多いと思いますが、男性からすると少し非日常的なものなのかもしれませんね。
女性は、結婚情報誌や友人から、沢山の情報を男性よりも集めています。指輪の持つ意味に対しての意識の違いもあるかもしれませんね。
(2)結婚指輪の意味を知ってもらう
指輪の持つ意味は「絶えずめぐり続ける愛の証」。切れ目の無いリングが、それを表しています。
婚約指輪などで、ダイヤモンドを使用することが多いのは、ダイヤモンドが非常に強く固い石であるからです。切れ目の無いリングは「しっかりと結ぶ固い愛」を表わしているのです。それを、心臓から繋がる指とされる「左手の薬指」に互いに付けることで、愛を確かめ合うのです。
まずは、そんな“意味”を夫と共に話してみましょう。ただファッションとしてではなく、結婚指輪には“深い意味がある”ということを知ることで、夫の意識も変化するかもしれません。
(3)二人らしいアイテムを見つける
結婚1年目でカフスや腕時計を贈ってみてはいかがでしょう?
夫が身に着けやすいアイテムを考え、愛情の意味を妻が考えて贈る。
結婚は二人で創っていくものですから、従来の常識にとらわれない二人だけの「想い」「アイテム」「習慣」などがあってもいいと思います。
どんなものであれば身につけていやすいか、を聴いてみることもいいでしょう。
二人で話をする。それによって、妻のさみしく感じていた気持ちを、深い愛情として理解してもらえる場合もあるのではないでしょうか。
二人が心地よく、幸せで居ることが結婚生活の大切なポイントです。
さみしい気持ちを素直に伝えたり、二人だけの方法を見つけたりすることで、夫婦はゆっくり、だんだんと「一生涯のパートナー」となっていきます。
●ライター/池倫子(結婚作家)