子どもに合った塾を選ぶために知っておきたい知識
2014年5月21日 | よみもの子どもに合った塾を選ぶために知っておきたい知識

【ママからのご相談】
小学4年生の子供をもつシングルマザーです。周りのお友達が塾通いをするようになり、本人も行きたがっています。塾に通わせたいという気持ちもありますが、月謝を考えると頭が痛いです。子供を塾に通わせるべきかどうか、悩んでいます。
なぜ、塾に行くのか? を明確にすることです。
ご相談ありがとうございます。シングルマザーライフ研究家の此花(このはな)です。
周りのお友達が塾に通っていると聞くと、「うちの子も塾に行ったほうがいいのかしら?」と不安になりますよね。毎月の月謝も心配だし、子供の将来にも影響が出ると聞くと、不安は募るばかりです。
今回は、子供の塾についてお話しします。

塾に通う必要があるのかどうか
最初に、「子供さんが塾に通う必要があるのかどうか」をじっくりと考える必要があります。
たとえば、
・中学受験をする予定である
・受験は考えていないが、基礎を身につけたい
・勉強する習慣をつけたい
……などの場合には、塾に通うことを考えても良いでしょう。
逆に、
・お友達が塾に行っているから
・自分の家だけが、塾に通わせていないから
……などの理由であれば、塾は必要ないと考えるべきです。
「なぜ、塾に行きたいのか」について、子供さんとじっくりと話すことが必要です。
(1)進学塾? それとも補習塾?
塾と言っても、進学塾と補習塾があります。
進学塾は、中学受験を念頭に、子供さんの志望校合格に向けて、様々なカリキュラムが用意されています。志望校合格に向けての情報量が豊富ですので、中学受験や難関校を目指している場合には、進学塾を選ぶと良いでしょう。
一方の補習塾は、学校の勉強内容をしっかりと身につけることを主な目的としています。
学校の授業内容をしっかりと理解したい、基礎固めをしたいという場合には、補習塾を選ぶと良いでしょう。
(2)集団指導型? 個別指導型?
集団指導というのは、一人の先生が多くの生徒に指導をしていくものです。
同じ目標の生徒が集まって授業を受けるので、競争心も芽生えて、やる気も出るという利点があります。
個別指導というのは、一人の先生が1人〜数人の生徒を指導するというものです。
ひとりひとりに合った授業をしてくれるのも特徴の一つです。子供の性格を考慮しながら、どちらの指導を受けるのかを決めることです。
ひとり親家庭向けの塾もある
近年、親の年収によって子供の教育が左右されるという「教育格差」を失くそうと、ひとり親家庭向けの塾も増えてきています。
現役の大学生が仲間を募って塾を開いているところや、ネットを使って授業をしてくれるところもあります。
金銭的な面でも、一般よりは低く設定しているようですから、自分の地域にあるかどうか調べてみることも必要です。
子供に合った塾を選ぶこと
子供の性格や将来の夢など、子供に合った塾を選ぶことが大切です。
集団・個別指導、どちらも先生との相性もありますから、塾ランキングや、ママ友達からの情報を元に塾を選んでいきましょう。塾の見学をすることもお勧めです。子供にあった塾選びは成績にも繋がります。
じっくりと塾選びをしていくことが大事です。
自分のペースで勉強がしたい子供、周りの刺激を受けてやる気が出る子供もいます。子供さんの性格や、勉強スタイルにあった塾選びをしていくことが大切だと思います。
【参考文献】
・2014年2月 朝日新聞『朝日進学情報』
●ライター/此花(シングルマザーライフ研究家)