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高すぎると失礼!? 出産内祝いを贈るときのマナーと注意点

高すぎると失礼!? 出産内祝いを贈るときのマナーと注意点

【ママからのご相談】
先日、第一子を出産しました。初めての育児にバタバタする中、たくさんの方から出産祝いをいただきました。

しかし、初めての出産ということもあり出産内祝いのマナーがよく分かりません。どのようにお返しすればいいのでしょうか。

a 基本のマナーと気持ちを大切に

ご相談ありがとうございます。ママライターのマフィーです。

まずはご出産おめでとうございます。新たな家族の誕生、母親としての新たな役割。大変なことも多いですが、その分得るものも多いはずです。

さて、出産内祝いのマナーについてですが、初めてのときは特に戸惑うことも多いですよね。

2人目、3人目と経験があってもなお、いざとなると知識があやふや……ということもあるくらいです。

出産の内祝いをする際に気をつけたい点をお教えいたします。

出産内祝いとは

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本来の目的は“幸せのおすそわけ”

前述のとおり、そもそも出産内祝いとは、“喜びを分かち合う”“幸せのおすそわけ”という思いのもと、親類縁者、友人や近所の方へ配るものでした。

お世話になった方やこれからお世話になる方を家へ招いて、お披露目の宴を開くといったことも。

ご報告とあいさつを兼ねた目的があり、それが本来の内祝いの形とされていました。

しかし近年では“出産祝いのお返し”として送るのが一般的になってきているようです。

よく、「お祝いもらってないから、お返しはいいよね!?」なんて声も聞きますが、本来の目的からすれば、お祝いをいただいたかどうかは関係ありません。

親しい人や出産でお世話になった人、またこれからお世話になる人に感謝や挨拶の気持ちを込めて贈るものなので、お祝いをいただいていない方への内祝いは間違った行為ではありません。

ただ、相手に負担を感じさせないための心遣いも大切です。ここでは、簡単なお菓子やお赤飯をおすすめします。

贈るタイミングはいつ?

出産内祝いを贈る時期は、お宮参り以降(出産後1か月後くらい)が一般的なようです。

現在では“お祝いのお返し”として考えられているので、出産後1か月ごろにまとめて贈るという考えの方も多いようです。

1か月以降にお祝いをいただいた場合も、その都度お返しをすることを忘れないようにしましょう!

出産内祝いを段取りするスケジュール

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出産後は赤ちゃんのことで精一杯! 「すきま時間でカタログ見れば大丈夫でしょ!」なんて思っている方……危険です!

下記スケジュールを参考に内祝いの準備は妊娠中からしておきましょう。

妊娠7〜8か月ごろ

カタログを取り寄せて、商品をチェックしておく。

たくさん取り寄せるのも良いですが、充実した内容のものをいくつかピックアップして絞るとより効率的に決められるようです。

体調が落ち着いているうちに、しっかりと目星をつけておきましょう!

妊娠9か月ごろ

住所録を整理しておく。結婚祝いをいただいた方や年賀状をもとに連絡先をひとまとめにして整理しておきましょう。いざ贈るときにスムーズにできますよ。

産後1週間ぐらい

いよいよ赤ちゃんメインの行事が次々始まります! このころは『お七夜』を行ないます。白紙に書いた赤ちゃんの名前を神棚や仏壇にお供えお祝いをする儀式。

行事とともに、誕生を聞きつけた方からお祝いも届き始めるので、手一杯な時期ですが内祝いを忘れないように!

お返しする方、品をメモして贈れモレがないように旦那さんと連絡を取り合いながら対応していきましょう。

産後1か月ぐらい

赤ちゃんの長寿と健康を祈った『お宮参り』が行なわれます。このころを目安に内祝いをお届けしましょう。

生後半年以上経ってから届く場合もあるので、随時お返しは忘れずに。ちなみに……赤ちゃんの名前で品物を贈るのがマナーとされています。

出産内祝いで気をつけたいポイント4つ

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(1)いつお返しするのか

一般的には、産後1か月ころに贈るとよいとされています。ちょうど、お宮参りが終わった時期を目安にしておくといいのではないでしょうか。

ただ、普段なかなか会えない方などからは、通常よりも遅れて出産祝いをいただくこともありますよね。そういった場合でもお返しは必ずしましょう。

(2)どのくらいの金額か

基本的には、いただいた品の半額と言われています。

ただ、どのくらいの金額にするかは個人差があるようです。

『たまひよの内祝い』の調査結果によると、半額返しの方が半数を占める一方で、一律で金額を決める方や贈り先によってどのくらいの金額をお返しするのかを決めている方もいます。

あまり金額だけにとらわれず、気持ちのこもった品物を贈ることが大事ですね。

もっともやってはいけないこととして上位にあがるのが“贈ったお祝いより高価なモノ”という意見。

喜んでもらえると思って必死で探したお返しも相手の気分を害してしまうものでは悲しいですよね。

(3)のしとお礼状は?

お店側でしてくれる場合がほとんどですが、基本的なマナーは知っておきましょう。

出産内祝いで使う水引は、赤と白で結ばれた蝶結びのもの。上部に内祝いと記載し、水引の下の部分に赤ちゃんの名前を入れます。

この場合、赤ちゃんの名前にふりがなをつけるとなおいいですね。

贈り物に、“カードやあいさつ状がついていない”ということに違和感を感じる方も多いようです。

なにもなければ「何のお返し?」と迷う方もいるはず。

ビジネスにおいてもそうですが、あいさつ状は常識的なものなので、のしを付け気持ちを込めてしっかりとお返ししましょう!

(4)手渡し? 郵送?

購入先で郵送サービスを利用する方が一般的には多いようです。中には、「赤ちゃんを見てほしいから手渡しした」という意見も。

どちらが正しくてどちらがマナー違反ということはないので、“子どものお披露目”も兼ねて手渡しできる距離の方には直接会って渡すのもいいかもしれないですね。


現在ではお返しという意味合いが濃いですが、やっぱり本質は喜びと感謝の気持をお伝えすること。

マナーはもちろん最低限守ることとして大事ですが、それ以上にあなたの気持ちを伝えるということが一番大切です。

家族が増える喜びを、品物にうまくのせることができるといいですね!

家族・親戚に対する出産内祝い選びのポイント

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両親

お返しの相手が両親(義両親)の場合は、“お返しは不要”として強く辞退されるケースもあるようです。

そこを何としてでも! という必要はありませんが、赤ちゃんの写真や手形・足形であれば“お返し”というよりは“記念”になるので喜ばれるようです!

親戚

・年配の方
……年配の方には消耗品が好まれるようです。洗剤や保存のきく食品であれば家庭の負担になりませんしね。

食事は好みもあるので、相手のことをリサーチしてからお返しすることをおすすめします。

・若い方
……若い方の場合は、ワンランク上のタオルやお菓子などが喜ばれるようです。相手が一人暮らしであればレトルト食品やドレッシングなんかもいいかもしれませんね。

連名でもらった場合はどうする?

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頂いたものの半額ぐらいの値段を目安に、数名で分けられるお菓子がベター! 中には、値段を人数で割って一人一人にちょっとしたお返しをする方もいるようです。

もらってうれしかった&困った出産内祝いの品

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うれしかった品

・実用的な高級品
……自分では買わないハイブランドな品は喜ばれるようです。(実用的なキッチングッズや洗剤、調味料など)

・老舗のお菓子
……上司や目上の方は本物志向の方が多いので、“ちょっと良いもの”がおすすめです。

・カタログギフト
……自分で好きなものを選べるのが良いという意見も。

しかし、中には、「選んで取り寄せるのがちょっと面倒」という方もいるようなので、“相手がどんな方か”も選ぶポイントになりそうです。

その他、赤ちゃんの写真や名前が印刷された“お米”や、“無地のタオル”なども喜ばれるようです。ぜひ参考にしてみてください!

困った品

・好みに合わないグッズ
……趣味や家の雰囲気に合わないグッズは飾れないので困ったという方も多いようです。

・大きい鍋
……独身者の方には置く場所もとられちゃうのでちょっと迷惑に近いようです。

・銘柄の肉
……高級なものは量も少ないので、あまりうれしくない、という意見も。

その他、ちょっと変わった品として“植木”や“日本人形・フランス人形”“リサイクル品”といったお返しもあったようです。

まとめ

出産内祝いについて、「贈るタイミング」や「お返し選びのポイント」などについてご紹介してきましたが、いかがでしたか?

出産のお祝いを贈る側も、お返しをする側も、「どんなものが喜ばれるのか」と考えるとなかなか難しいですよね。

内祝いでは相手が家族なのか、上司や目上の方なのか身内なのかでもチョイスは変わってくるようです。

出産後慌てて準備しなくてすむように、妊娠中から準備を始めることが大切なようですね。そして何より1番は、“気持ち”ではないでしょうか?

お返しは新しい家族のあいさつ、報告の意味もあるので、お子さんの名前をつけて忘れずに贈りましょう!

●ライター/マフィー(ママライター)
●追記/パピマミ編集部

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