妊娠中に“葉酸サプリ”が欠かせない理由と正しい選び方
2014年5月19日 | よみもの妊娠中に“葉酸サプリ”が欠かせない理由と正しい選び方

葉酸は水溶性のビタミンB群の一種で、妊娠期に欠かせない栄養素としても有名ですよね。
手軽に葉酸を摂取できることから、葉酸サプリを飲む妊婦さんも多いようです。
しかし、葉酸サプリといっても種類はさまざま。また、葉酸を摂取する際には気をつけなければならないこともあります。
今回は、妊娠を望む方や妊娠中の方に向けて、葉酸サプリの必要性や注意点などをご紹介していきたいと思います。
妊活や妊娠中に葉酸サプリが必要な理由

妊娠中の葉酸必要量は通常の2倍にもなるから
胎児や胎盤は、受精卵が細胞分裂を繰り返しながら作られていきます。葉酸は、細胞が新しく作られるのに必須の栄養素。
そのため、赤ちゃんの細胞が作られる妊娠期や授乳期には、たくさんの葉酸が必要になります。その消費量は、通常時に比べて2倍とも言われているのです。
また、母体から胎児へと血液を送る際、妊婦さんは貧血になりがち。葉酸は、そんな貧血を解消する働きもしてくれます。
食事だけでは十分な葉酸が摂りづらいから
葉酸は食事からでも摂ることはできますが、熱に弱く、水に溶けやすいため、煮る・焼くなどの加熱調理をしてしまうと、量が減ってしまいます。
また、食事による葉酸は体内へ吸収できる量も少なく、摂取した量の30〜50%程度しか体内に吸収できないと言われています。
そんな葉酸の必要量を食事だけで摂ろうと思うと、茹でたほうれん草なら約1kgを毎日食べなくてはいけません。
妊娠初期にはつわりなどで食欲が出ないこともあるので、それだけの量を食事で摂取しようとすると大変なのです。
そのため、妊娠中の葉酸摂取にはサプリメントを利用する方が多いようです。
妊娠中に葉酸が不足するとどうなる?

妊娠中に葉酸が不足することにより、生まれる赤ちゃんが『神経管閉鎖障害』(脳や脊椎の神経管が結合していない、先天性の異常のこと)を発症しやすくなるそうです。
また、葉酸を摂取することによって、自閉症や流産のリスクを低減できるという研究結果の報告もあるとのこと。
葉酸サプリを飲む期間

葉酸サプリはいつからいつまで摂取したらいいのでしょうか?
厚生労働省が勧めているサプリでの葉酸摂取期間は、妊娠1か月前~妊娠3か月となっています。
その理由は、胎児の神経管閉鎖障害の発症リスクを低減させるためとしています。
葉酸サプリの摂取量

厚生労働省の『日本人の食事摂取基準(2015年度)』では、妊婦の葉酸摂取推奨量は1日480μg、授乳中の葉酸摂取推奨量は1日340μgとなっています。
食事からも葉酸を摂取することを考えると、妊娠中はサプリでの葉酸摂取量は1日400ugとなります。
この量を目安に摂取するといいでしょう。
葉酸サプリの注意点

過剰摂取にならないようにする
葉酸サプリを飲む際には、決められた用量を守るようにしましょう。葉酸を過剰に摂取することで、副作用が出ることもあります。
厚生労働省が勧める摂取量(妊婦は1日480μg、授乳中は1日340μg)を目安として、摂りすぎないよう注意することが大切です。
葉酸以外に入っている成分も確認する
葉酸サプリには、葉酸以外にもさまざまな成分が入っていることがあります。
アレルギーのある人は特に、どんな成分が入っているのか、原材料をよく確認してから購入しましょう。
複数のサプリを同時に摂取しない
葉酸サプリに加えて、他の栄養素を別のサプリで摂取する、というのはやめましょう。
厚生労働省の『健康食品の正しい利用法』でも、「いくつもの製品を同時に摂取しない」という注意があります。
複数のサプリを飲むことによって、健康被害が起こる可能性もあるので、絶対にやめましょう。
葉酸サプリの選び方

天然葉酸と合成葉酸の違いを知る
葉酸サプリに使われる葉酸は、「天然葉酸(ポリグルタミン酸型)」と「合成葉酸(モノグルタミン酸型)」があります。
厚生労働省が摂取を推奨している葉酸は吸収率の良い「合成葉酸(モノグルタミン酸型)」で、胎児の神経管閉鎖障害リスクを減らしたという報告があります。
天然葉酸ではそういった報告はありませんが、天然成分では他の栄養素も摂取できるというメリットがあります。
GMPマークがついているかどうかを確認する
妊活や妊娠中、授乳中に飲む葉酸サプリ。母体だけでなく赤ちゃんの健康に関わるものでもあるため、安全性を考慮することは必須です。
安全性の確認はどういった点でできるかというと、たとえば、GMPマーク。GMPとは、「Good Manufacturing Practice」の略。「適正製造規範」を意味します。
このマークがついている商品は、原料の入庫から製造、出荷といった全過程で製品が安全に作られており、一定の品質を保った“製造工程管理基準”を満たしているということ。
そのため、GMPマークがついているかどうかは、安全性をチェックする上でも一つの基準になります。
放射線検査がされているかどうかを確認する
サプリは長く飲み続けることになるものだからこそ、放射線検査をしているかどうかも重要なチェックポイントとなります。
原材料名がきちんと明記されているか確認する
原材料名の表示をチェックし、具体的に何が入っているのかを確認する必要がありますが、原材料名がハッキリ明記されていない、曖昧な表記になっているというものは避けた方がいいでしょう。
また、原材料に香料や着色料、人工甘味料などの添加物が入っているものは避けた方がいいでしょう。
ただし、添加物すべてが悪いわけではないので、不安がある場合はメーカーに問い合わせてみましょう。
飲みやすいかどうかを確認する
妊娠中はつわりなどにより、口に入れるもののニオイや味が普段以上に気になるものです。
そのため、ニオイや味が飲み続けられるものかどうか(生理的に受け付けないものではないかどうか)を確認することも大切です。
粒の大きさも意外と重要。大きいと飲みにくいため、小粒のものの方が継続して飲むことができるでしょう。
メーカーのサポート体制がしっかりしているかを確認する
サプリのメーカーによって、購入後のサポート体制もさまざま。
ちょっとした不安や疑問でも、問い合わせればすぐに答えてもらえるという環境があると安心ですよね。
そういったサポート体制が整っているかどうかもサプリを選ぶ際には考慮するといいでしょう。
おすすめの葉酸サプリランキング
1位:『はぐくみ葉酸』
『はぐくみ葉酸』は、オーガニックレモンから絞った、天然素材100%の葉酸サプリメント。
合成添加物を一切使用しておらず、妊活や妊娠中、授乳中にも安心して飲むことができます。
また、天然のビタミンCがたっぷりのアセロラエキスや、沖縄産のサンゴカルシウムも配合。葉酸以外にも妊娠中に不足しがちな栄養素がしっかり補えるのも魅力です。
GMP認定工場で医薬品レベルの品質・安全管理を行っているという点や、アレルギー検査・放射能検査・残留農薬検査も行われ、徹底した品質管理がされているという点でも安心ですね。
会員特典として、管理栄養士が食事のサポートをしてくれるという点も嬉しいポイント。初めてのママ活にも安心です。
2位:『ベルタ葉酸サプリ』
2015年のモンドセレクションで金賞を受賞した『ベルタ葉酸サプリ』は、世界でも認められる品質を誇ります。
使われている葉酸は、厚生労働省が推奨する合成葉酸をさらに効率よく摂取できるように酵母で発酵培養させ、栄養価の高い原料を配合した「天然型酵母葉酸」。
この、体内吸収力に優れた天然型酵母葉酸を100%配合しているのが特徴です。
葉酸の他、妊娠中に不足しがちな鉄分、カルシウム、野菜、ビタミン・ミネラル、さらに美容成分(ヒアルロン酸やプラセンタ、コラーゲンなど)も配合。
美容面でもしっかりサポートしてくれるのが嬉しいですね。
第三者機関にて、厳しい放射能濃度検査と残留農薬試験も実施されているので、安全性も問題ありません。
さらに、出産経験のある社員スタッフがお客様一人ひとりをサポートしてくれる点も大きな魅力です。
3位:『AFC』
『日本予防医学研究所』との協力体制によって生まれた『AFC』の葉酸サプリ。
厚生労働省が推奨している合成葉酸(モノグルタミン酸型)を配合しており、胎児の神経管閉鎖障害の発症リスクを低減させるというデータがきちんと出ています。
科学的根拠に裏付けされた葉酸サプリなので、体内への吸収率は約85%と高いことが大きな特徴です。
また、厚生労働省の『日本人の食事摂取基準』に基づき、妊娠中の安全性を第一に、食事とのバランスを考えて作られています。
そのため、不足しがちな栄養素をしっかり補うとともに、特定の栄養素が過剰摂取にならないよう配慮もされているため、安心して飲むことができるのも大きな魅力です。
品質管理体制もしっかりされているのはもちろん、スタッフや薬剤師・管理栄養士によるサポート体制も整っているので、商品の購入後も安心です。

「妊活や妊娠中に葉酸サプリが必要な理由」や「葉酸サプリの摂取期間・摂取量」「葉酸サプリの選び方」などについてご紹介してきましたが、いかがでしたか?
葉酸サプリといってもさまざまな商品があり、どれを選べばいいのか迷ってしまうという方も多いでしょう。そんなときは、ご紹介した情報をぜひ参考にしてみてくださいね。
●文章/パピマミ編集部