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子どもが集中して宿題できるようになる親の接し方ポイント3つ

子どもが集中して宿題できるようになる親の接し方ポイント3つ

【ママからのご相談】
小6と小2の母親です。2人とも毎日、言われないと宿題をしません。それにあまり集中していないようで、時間ばかりかかりすぎています。集中して宿題ができるようにするためには、どうしたら良いでしょうか

a 努力を認めて、“丁寧に”取り組ませることから始めてみましょう。

こんにちは。学習塾で指導経験のあるメンタルケア心理士の桜井涼です。ご相談ありがとうございます。

学校から帰ってきた子どもに、「宿題をしなさい!」と声かけをすることほど辛いことはないですよね。お母様のご苦労はよくわかります。私も最初はそうでした。それに、「どうして出来ないの!」と勝手に子どもの要求レベルを上げたりして、私の子どもは、相当嫌な気持ちになっていたのではないかと、思っています。

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(1)必要以上に要求しないことから

親は、「必要以上に子どもに期待をかけてしまっているのだ」ということを認めるところから始めましょう。

これを認めると、子どもに求めるレベルがぐっと下がります。そうすれば褒めることが増えます。褒めれば、嬉しくなってもっと褒められようとするのが子どもです。

しかし、子どもに求める要求がどんどん高くなると、褒めることが減ってしまいます。それだけでなく、「なんで出来ないの!」と叱ることが増えてしまい、悪循環な流れが発生します。

宿題だけでなく、全てのことに応用できることですので、子どもに求めるレベルをとにかく下げてみましょう。そこからスタートすることが大切です。

(2)声かけ・褒める・認める

「宿題をしなさい」や、「宿題やったの」と声をかけることは悪くありません。

忘れてしまっている場合には思い出すことになりますし、コミュニケーションのスタートになります。子どもだってさまざまなことを考え、努力をしています。それを認めてあげることが大切です。

例えば、ゆっくり文字を書いているなら「じっくり取り組んでいるね」と声をかけて、褒めて認めることができますよね。また、計算をすぐにできる場合なら「計算が早いね」と褒めて認めることができます。

このように「声かけ・褒める・認める」を繰り返すことが、子どもにやる気を起こすことができるきっかけになっていきます。

(3)宿題は丁寧に仕上げることを教える

「宿題は、心を込めて丁寧に仕上げる」ことで学習を定着させます。漢字1つを書くのだって、計算した数字を書くのだって、先生が読める字で書くことが大切です。そのポイントだけを子どもと約束をしましょう。

文字が雑な場合は、直しをさせるといいでしょう。全部直すと、時間もかかりますので2つか3つ程度をきれいに書かせるだけでいいです。できたら褒めてあげれば、数回繰り返すうちにコツを掴んできます。

それに、集中力もついていきます。最初は、集中できる時間が短い時間かもしれません。丁寧に仕上げることや、褒められることの嬉しさが伝わったときに、少しずつですが必ず時間が長くなっていきます。高学年になれば、自分の癖がついてしまって直すことは容易ではありません。

じっくり向き合ってあげることが必要で、「褒めること・認めること」を根気よく続けてあげることで良くなっていきます。

中学生に上がれば、先生はますます厳しくなりますから、その前に少しでも手を貸すことができれば、自信もつきますし、伸ばしてあげることができますね。


宿題を集中して行うというのは、一朝一夕ではできません。子どもは、遊ぶことに力を注いでいるのですから当然です。しかも、部活が始まれば、今度はそっちに力が入ってしまいます。

「だったらどうするか」

短時間で集中して宿題に取り組む力、をつけてあげればいいのです。

「そんなのわかっている」と声が聞こえてきそうですが、これが意外と難しいので、「褒めることから、認めるところから」地道に行いましょう。

大丈夫です。絶対にできますから、諦めないでくださいね。

【参考文献】
・『子育てハッピーアドバイス 大好き! が伝わるほめ方・叱り方』(1万年堂出版)/明橋大二・著

●ライター/桜井涼(メンタルケア心理士)

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