漂白剤を使い分け! 洋服の黄ばみを落とす&予防する方法
2014年5月13日 | よみもの漂白剤を使い分け! 洋服の黄ばみを落とす&予防する方法

服の黄ばみを落とす方法

洋服に残った皮脂やタンパク質は、アルカリ性で溶かすことで除去できます。
ここでは、黄ばみや黒ずみを落とすのに適したアイテムを、汚れの度合いなどに合わせて使い分けていきましょう。
台所用洗剤
普段、台所で使っている食器用の洗剤を使います。
黄ばみが気になる部分に直接かけ、使い古しの歯ブラシなどで表面をこすります。
黄ばみの上に黒ずみが発生していることも多く、ブラッシングすることで汚れを浮き上がらせる効果があるのです。
洗剤は油汚れを落とすためのものなので、油分を含んだ汚れには効果的です。
黄ばみ以外にも、食べこぼしなど普段の洗濯にも効果的と言えるでしょう。
台所用洗剤でうまく黒ずみが落ちなかった場合には、クレンジングオイルを使うといいかもしれません。
酸素系漂白剤(粉末タイプ)
酸素系漂白剤には大きく2つのタイプがあり、漂白効果が高いのはこの粉末タイプ。
使うときにはまず、バケツに40〜50℃のお湯をためます。これは酸素系漂白剤の効果が一番高くなる温度です。
これ以上高い温度にしても効果は変わらず、むしろ衣類を傷めてしまうこともあるので、温度には注意しましょう。
お湯に酸素系漂白剤を投入すると泡が出始めるので、すぐにそのまま洋服をつけ込みます。
30分〜1時間ほどたったらバケツから取り出し、よくすすいだ後に通常通り洗濯機で洗濯すれば完了です。
ただし、2時間以上のつけおきは生地の損傷や色落ちにつながるので要注意です。
酸素系漂白剤(液体タイプ)
漂白力では粉末タイプにおとりますが、シルクなどのデリケートな衣類の場合には、効果がゆるやかな液体タイプがおすすめです。
水に溶かしてつけ置きするだけなので、使い方も簡単です。
頑丈な生地であっても洗濯を繰り返せばダメージを与えてしまいますから、それほど頑固な黄ばみでない場合には、液体の酸素系漂白剤を使うようにするといいでしょう。
塩素系漂白剤
漂白剤のなかでは最も漂白効果が高く、塩素系漂白剤の使用が禁止されている衣類には絶対に使わないようにしてください。
洋服の洗濯表示を見て、“エンソサラシ”の部分にバツ印がついていたら使うことができません。
また、色シャツや柄が入ったものなどにも、色落ちしてしまうため使うことができません。効果が高いぶん慎重に扱う必要があります。
何を試しても落ちなかった白シャツなど、限定的に使うといいでしょう。
重曹&酸素系漂白剤
粉末タイプの酸素系漂白剤と重曹を1:1の割合でまぜ、少しずつ水を加えてペースト状にします。
これを汚れの落ちなかった部分に塗り、熱を加えます。ドライヤーを温風にして当てるといいでしょう。
酸素系漂白剤は加熱することで酸化力がアップし、これによって漂白効果がアップするのです。
重曹をプラスするのはアルカリの度合いを上げて汚れ落ちの効果を高めるため。
頑固な黄ばみに悩んだ際にはこの2つをうまく組み合わせて落としてみましょう。
→次ページでは、服の黄ばみを予防する方法を見ていきましょう。