パパかっこいい! 家族でキャンプを満喫できるBBQテクニック
2014年5月1日 | よみものパパかっこいい! 家族でキャンプを満喫できるBBQテクニック

【パパからのご相談】
今年のゴールデンウィークは4連休なので、友人家族と一緒にキャンプデビューをする予定です。キャンプ場の予約やキャンプ用品の購入は済ませたのですが、始めてのキャンプなので、ちゃんと火起こしできるのかなど、いろいろ不安だったりします。子どもたちにかっこいいところを見せておきたいので、アウトドアの心得を教えて下さい。
BBQを制するものはキャンプを制する。
ご相談ありがとうございます。ファイナンシャルプランナーでキャンプインストラクターの木村由香里です。キャンプはパパが主役になるイベントですね。
今回は、キャンプによくある不満とその解決方法をご紹介したいと思います。

キャンプによくある不満3つ
キャンプの食事と言えばバーベキュー(BBQ)ですね。BBQを上手く進行できるかどうかが、1つの分かれ目になります。ママ達に不満と感じるところをアンケートしてみました。不満が溜まっていたのか、かなり辛口なご意見の連発でした。
不満(1)なかなか炭に火が点かなくて待ち続ける時間が嫌だ
不満(2)やっと炭に火が点いたと思ったら、火力が強すぎてすぐ焦げる
不満(3)いつも同じ定番の肉と野菜を焼くだけで、すごく美味しいわけでもない
バーベキューはプレゼンテーションであると心得よ
「BBQとはプレゼンテーションである」
というのが、長年アウトドアをしてきて辿り着いた境地です。「つかみ」が大事なのです。
最初に参加者の心を鷲掴みにしておきましょう。
つかみテクその1:前菜を用意する
火起こしに取り掛かる前に前菜を用意しましょう。
凝ったものを作る必要はありません。クラッカーにチーズ、その上に、角切りにしたトマトをオリーブオイルと塩コショウで和えたものをのせればできあがりです。
飾り付けにバジルを振りかければ、さらにランクアップ。
つかみテクその2:何気なく場をマネジメントする
前菜作りに取り掛かる前に、他の参加者にも簡単に出せるものがないか確認しましょう。
何かしらみんな用意してきているはず。料理を出しやすいように一声掛けるといいですよ。
つかみテクその3:乾杯は待たせない
前菜が出揃ったら、すぐに乾杯してしまいましょう。人はただ待たされたり、先の見通しが測れないと不満を持ちがち。さっさと乾杯をすることで、待ち続ける不満は解消されます。
前菜→メインディッシュであるBBQ→締めのデザート、とフルコースのように進めていくと、バラエティーに富んだメニューとなり、不満(3)も解消されることでしょう。
BBQには3種の神器がある
上級BBQインストラクターの方から、3種の神器を教えていただいてから、BBQが劇的に変わりました。ぜひ、取り入れてみてはいかがでしょうか。
神器その1:チャコールスターター
別名『チムニースターター』とも呼ばれています。
中に炭を詰め、燃やした新聞紙を入れて放置しておくだけで、勝手に炭に火が点いてくれる便利な道具です。構造はとっても単純で、「煙突型で暖かい空気が上昇気流を起こす原理」を利用しているだけです。
神器その2:水鉄砲
まず、コンロの炭の置き方を均一にしてはいけません。火力の強弱がつけられるように、炭の置き方に偏りを持たせます。保温ゾーンには炭を置く必要はありません。
そして、脂質の多いお肉を焼くと、油が滴り落ちて炎が起こります。そんな時は水鉄砲でピンポイントで炎を消すと、火力を上手に調整できます。
神器その3:火消し壺
後片付け時に、炭の扱いに困ってしまう方が多いのですが、火消し壷があれば、火の点いた炭をそのまま入れて放置すればいいだけです。
蓋をすることで、酸素供給をストップして消火してくれます。そして、この消し炭が次のBBQの時の火種となり、炭に火を点けるのを楽にしてくれるのです。
火消し壷は、子供たちの手に触れないよう扱いには気をつけて下さい。
バーベキューについて極めたいのであれば、『BBQインストラクター』や『BBQアドバイザー』という資格もあります。どちらも初級はBBQを楽しみながら学べる、隠れた人気資格なのです。火起こしのコツからオススメ食材、直伝テクニックなどを教えてもらえます。『BBQインストラクター』の方は、7月からインターネットでも学べるようになりますので、気になった方はチェックしてみてください。
Happy Camping!
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●ライター/木村由香里(ファイナンシャルプランナー)