子どもの人生を左右する! 失敗しない命名のコツ2つ
2014年4月29日 | よみもの子どもの人生を左右する! 失敗しない命名のコツ2つ

【ママからのご相談】
出産を2か月後に控え、名前を色々考えていますが、考えれば考えるほど迷ってしまって決まりません。自分でいい名前だと思っても、世間ではキラキラネームだと思われる可能性もありそうで、どんな名前ならいいのか本当にわからなくなっています。命名のポイントは何でしょうか?
思いを込めつつ、子供が大人になった時のことを想像しましょう。
ご相談ありがとうございます。フリーライターの小柚子です。
お子さんの命名、本当に迷いますよね。
現在では、キラキラネームに厳しい目が向けられがち。それを意識するあまり、あれもダメこれもダメと考えていくと、どんな名前が本当にいいのかよくわからなくなるだけでなく、名前を考えること自体が楽しくなくなってしまいます。
それでは、命名に迷った時にチェックしたいポイントを見てみましょう。

大切なのは、子供の将来を想像する力
子供の名前を考える際には、紙に書いたり実際に声に出して響きを確かめたりすることと思います。
しかし、それだけでは不安が残りますよね。
名前は、子供が一生背負っていくもの。
だからこそ、その子の一生を通して考えることがとても大切になってきます。
(1)子供が大人になった時のことを想像しよう
「かわいい赤ちゃんにピッタリの名前を考えてあげたい」
それは、どんな親でも思うことですよね。
しかし、子供はいつまでも赤ちゃんではありません。やがて成長し、中学生、高校生になり、成人し、歳を取っていきます。
それぞれの世代になった時、その名前でも違和感はないか? ということをまず考えましょう。
あまりにキラキラした名前だと、成長するにつれて、子供自身が自分の名前に抵抗を感じるようになることもあります。
子供が10代になっても、40代のお父さん・お母さんになっても、そして70代のおじいちゃん・おばあちゃんになってもその名前で過ごしていけるか、ぜひチェックしてください。
(2)就職する時に困ることはないか想像してみる
個性的な名前の場合、インパクトがあって覚えてもらいやすい、話題にしやすいというメリットがあります。
しかし、あまりにも奇抜過ぎる名前は、子供の将来に関わることがあるかもしれません。
以前、成績優秀でイケメンなのに、名前のせいで書類選考さえも通らないと嘆く学生の声がネットで話題になったり、大手企業の人事担当者が「キラキラネームは発音しにくいというだけで、マイナスイメージを持たれてしまう」と語る記事が紹介されたように、名前によって就職活動で子供自身が苦労する可能性もあります。
また、ある雑誌では、キラキラネームの新入社員が上司にいじめられていると勘違いして出社拒否となり、その新入社員の親が会社に補償を求めるトラブルが発生したため、キラキラネームの人にはどうしても厳しい目を向けてしまうようになった、という事例が掲載されました。
人事担当者の話として「そういう名前(キラキラネーム)をつけるような親御さんの“常識”はどうしても子供に影響する」と書かれています。
名前ひとつで、子供だけではなく、親の常識まで問われることがあるのです。
いかがでしょうか。
奇抜過ぎるキラキラネームは、いくらステキな願いがこもっていようと、子供にとっては重い足かせとなる可能性もあります。
やがて親元を離れ、社会の一員として自分の足で歩んでいく子供に、どんな名前をつければいいのか。
子供の将来を想像しながら、たくさん悩んで考えてくださいね。
【関連コラム】
・キラキラネームを改名する際の手続き方法
・キラキラネームは世界にも! 赤ちゃんの名付けポイント3つ
【参考リンク】
・大手企業役員 「正直キラキラネームの学生の採用ためらう」|NEWSポストセブン
●ライター/小柚子(フリーライター)
●モデル/坂井由有紀(央将くん)