離婚後、元夫が「子どもに会いたい」と言ってきた場合の対応ポイント4つ
2014年4月28日 | よみもの離婚後、元夫が「子どもに会いたい」と言ってきた場合の対応ポイント4つ

【女性からのご相談】
5年前に離婚をしました。最近になって、別れた夫から「子供に会わせてほしい」と言われました。「今頃、会いたいなんて……」という気持ちもあります。離婚したときには、子供との面会の約束はしていません。子供にはまだ話しをしていません。どうすれば良いでしょうか?
「会う」「会わない」は子供の意思を尊重すべき。
ご相談ありがとうございます。シングルマザーライフ研究家の此花(このはな)です。
「5年も経ってから、子供に会いたい」と言われても、どうしたら良いのか分からない、というお気持ちは、良く分かります。でも、離婚したと言っても、子供の「父親」であることは事実です。
今回は、元夫と子供の面会についてお話しします。

子供の気持ちが第一優先です
離婚して離れて暮らしていても、子供にとって「父親」であることは変わりありません。ですから、子供の気持ちを優先的に考えることがとても重要です。
「お父さんがあなたに会いたがっているの」と話してみましょう。子供の反応を見ながら、今後のことを話し合うことが必要です。子供の気持ちをじっくりと聞き、子供にとって、どのようにしたら良いのかを考えることが大切です。
子供が会いたい! と希望した場合
「お父さんに会いたい」と子供が希望した場合は、会うための準備を進めていきます。
このとき、元夫と子供の面会についての「約束事」を決めておくことが必要です。
・毎月1回、会うようにするのか。
・会う場所は、その都度決めるのか。
・子供に洋服等を買い与える場合は、母親に相談すること。
・事情で急に会えなくなった場合はどうするのか。
……等について、話し合っておくことです。
お互いにルールを守ることで、子供も安心して父親に会うことができます。
子供が会うことを拒否した場合
子供が「会いたくない」といった場合には、無理に会わせる必要はありません。
元夫には、「子供にあなたの気持ちを話してみたけれども、今は会いたくないようだ」というように、伝えれば良いでしょう。
元夫が、「子供に会いたい」という理由から、学校帰りを待ち伏せするなどの行為をする場合もありますから、ストレートな物言いは避けたほうが無難かもしれません。
元夫の性格等を考えながら、上手に「会いたくない」と言っていた旨を伝えて下さい。
直接会わずとも、メールや電話の交流もある
子供が父親と直接会わなくても、メールや電話での交流もできます。
・「今は会えなくても、電話で声を聞くことができる」
・「メールでいつでも、お父さんと話しをしている」
等の交流をしている子供もいます。
元夫に会わせたくない場合もあるでしょう。こういう場合には、電話やメール等の交流を提案してみることも良いと思います。この場合も、約束事は決めておくことが必要です。
今回は、元夫と子供の面会についてお話ししました。
離れて暮らしていても、子供にとっては父親です。子供にとって何が一番良いのかを考えることが必要です。
●ライター/此花(シングルマザーライフ研究家)