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スティックのりが効く!? 衣類についた泥汚れの効果的な落とし方

スティックのりが効く!? 衣類についた泥汚れの効果的な落とし方

【ママからのご相談】
4月から子どもが保育園に入園し、お散歩や園庭で遊んで帰ってくるので洋服が泥んこで、洗濯機では汚れが落ちません。

泥汚れを綺麗に落とす簡単な方法を教えてください。

ご相談ありがとうございます。ママライターのkaeです。

保育園へのご入園、おめでとうございます。泥んこになるまで夢中で遊んでいる様子を想像すると、微笑ましく思う反面、洋服が泥だらけのまま汚れが落ちないのは悲しいですよね。

私の娘(3歳)も泥んこ遊びが大好きです。晴れている日でも、水遊びと泥んこ遊びができるプレーパークにいくと、いつも裸足になって遊んでいます。

そのため洋服はあっという間に泥だらけ……。いつも、洗うのに苦労していました。

砂場遊びが好きな子なら、お砂場着などの“汚れてもいい服装”で遊ばせると多少は汚れませんが、大きくなるとお砂場着も着てくれなくなり、靴も靴下も真っ黒になるので困ってしまいます。

今回は、“泥汚れが落ちない”お洋服を簡単に洗うための方法をご紹介します。

衣類の泥汚れが落ちにくいワケ

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衣類に付着する汚れには、大きく分けて以下3つの種類があります。

・水溶性の汚れ(汗、しょうゆ、アルコールなど)
・油溶性の汚れ(皮脂、食用油、ファンデーションなど)
・不溶性の汚れ(泥、ほこりなど)

このうち、水や洗剤を使って落とせるのは水溶性と油溶性の汚れだけです。水溶性の汚れは水に溶け、油溶性の汚れは洗剤で浮かすことができます。

これに対し、不溶性の泥汚れは名前の通り、何かに溶けるということはなく衣類の繊維のあいだに物理的に挟まって付着しています。

つまり、水にも溶けず洗剤で浮かすこともできない不溶性の泥汚れは、全く違うアプローチをしなければ落とすことができないということです。

今までなかなか落ちない泥汚れを前に、強力な洗剤を使うなど悪戦苦闘してきた人もいるかもしれませんが、タイプが異なる汚れでは効果が出なくて当たり前。

物理的に繊維の隙間から搔き出さなければならないのです。

衣類の泥汚れを洗う前の下準備2つ

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(1)洗濯表示の確認

洋服には、お手入れの仕方について必ず表示があります。

洗濯表示には、使用できる水温や洗濯機使用の可否、塩素漂白の可否などが記されています。衣類を傷めないよう、表示に従ったお手入れを行いましょう。

(2)衣類の色分け

濃い色の衣類は、水につけて洗うと色落ちしてしまうことがあります。色落ちして他の衣類に付着してしまわないよう、事前に色ごとに分けておくようにしましょう

衣類の頑固な泥汚れの落とし方6つ

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(1)衣類を乾かす

泥汚れは、濡らしてしまうと一層繊維の奥に入り込んでしまって落ちにくくなるため、泥のついた洋服はまず干して乾かしてください。

乾いた状態で、バサバサとはたき落とすだけでも大きな粒の泥は落ちてしまいます。

(2)ブラッシングをする

溶かしたり浮かしたりできない泥汚れは、物理的に搔き出すことが効果的です。洗濯用のブラシを使って、汚れを外に搔き出すようにゴシゴシとこすりましょう。

奥まで入り込んでいない泥汚れであれば、これだけでほとんど落とすことが可能です。洗濯用のブラシがなければ、歯ブラシなどを使ってもいいでしょう

生地が傷まない程度に行ってください。

(3)固形石鹸を揉み込んで洗濯機へ

テレビでもおなじみの洗濯王子こと中村祐一さんがおすすめするのは、昔ながらの固形石鹸で手もみ洗いをする方法です。

手もみでも落ちない場合は、しっかり濡らして石鹸を揉み込んでから、ブラシでこすります。これでたいていの泥んこ汚れは落ちるそうです。

ブラッシングをしても落ちない泥汚れは皮脂などの油溶性の汚れと混じっていることも多いため、その油分を取り除かなければ泥汚れも落ちません。

油汚れに強い固形石鹸搔き出すブラシの組み合わせが効果的です。

(4)洗濯槽の一番下に入れる

縦型洗濯機では底の回転羽の上が最も洗浄力が高くなるため、汚れのひどいものは一番最初に入れるのが最適です。

ドラム型洗濯機は入れる順序によって洗浄力が変わることはありません。

(5)高い水温で洗う

使う水は、温度が高いほど汚れ落ちの効果が高まります。お風呂の残り湯でも構いません。

あまり高すぎると衣類や洗濯機を傷めてしまうこともあるため、40度程度のお湯を使うようにしましょう。冷たい水で洗う場合と比べて格段に汚れ落ちが良くなります。

(6)泥の色素成分を落とす

ここまでやっても汚れが落ちないという場合には、泥の色素成分がしみ込んでしまっていると考えられるため、“漂白”が必要になってきます。

ぬるま湯に規定量の洗剤と漂白剤を入れ、30分から2時間ほどつけ置きしましょう。色落ちの心配がない白い衣類であれば、効果の高い粉末の漂白剤がおすすめです。

衣類の泥汚れに効果的なアイテム3つ

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(1)スクラブ入り洗顔フォーム

泥汚れは、不溶性の汚れなので物理的なアプローチが効果的でしたよね。

スクラブ入りの洗顔フォームは、そのつぶつぶが繊維に入り込んで研磨剤としての働きをしてくれるため、汚れ落としに威力を発揮します。

汚れが気になる部分に塗り込んでしばらく放置し、そのまま洗濯機へ投入しましょう。

(2)重曹

重曹も、スクラブと同じように小さな粒が繊維に入り込んで泥を搔き出してくれます。

重曹は汚れを落とすだけでなく消臭効果もあるため、子どもの汗臭い衣類にもぜひ試してみてください。

(3)スティックのり

汚れた部分にスティックのりを塗り込み、5分ほど放置してあとは洗濯機に投げ込むだけ。

泥汚れがある部分にのりを塗ることで、泥がのりに吸着され汚れが落ちやすくなります。スティックのりは水溶性なので、他の洗濯物がべたつくなどの心配はありません

まとめ

「泥汚れの特徴」や「効果的なアイテム」などについてご紹介してきましたが、いかがでしたか?

洗濯の基本は“汚れ成分が何であるか”によって洗い方を変えること。汚れに応じた落とし方さえ知っていれば、小さな労力できれいな衣類を取り戻すことができます。

洗濯の心配をするあまり、泥だらけになって遊ぼうとする子どもたちを笑顔で送り出せないのは悲しいですよね。

固形石鹸ひとつとってもさまざまな種類がありますので、まずは手頃な価格の商品で試してみてはいかがでしょうか?

●ライター/kae(フリーライター)
●追記/パピマミ編集部

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