里帰り出産のメリット&デメリットとは
2014年4月18日 | よみもの里帰り出産のメリット&デメリットとは

【女性からのご相談】
妊娠8か月のプレママです。今のところ出産後は、実家にお世話になる予定ですが、里帰り出産で気をつけておきたい点はありますか?
実家でも気を付けておきたい注意点。
ご相談ありがとうございます。4歳の息子がいるフリーライターのmikiです。
もうすぐご出産ですね。もうすぐ出会える我が子とのご対面を楽しみに待ちながらも、出産後から始まるお世話にドキドキしている時期ではないでしょうか。
私自身も、実家のあるところで出産し、産後は実家に4か月ごろまでお世話になりました。一方で、私の周りの中には、「実家といえども気を遣うから帰らない」と言って、里帰り出産を選ばない妊婦さんもいます。
そこで今回は、私の経験や周囲のママさんの話をもとに、里帰り出産の注意点についてお話したいと思います。

産後のママも安心の里帰り出産
まず、「里帰り出産」のメリットは何でしょうか。
私の場合、妊娠後期のころから血圧が高く、臨月には管理入院となり、予定日より早く出産となりました。初産ということもあり、子育ての知識も情報も少ないうえに、私自身の産後の体にも不安があったので、実家での生活を選びました。
産後、おむつをかえたり、母乳を飲ませたり、24時間関係なく赤ちゃんの世話をするので、どうしても睡眠不足になりがちです。
慣れない子育てに加え、生活のリズムは乱れるので、イライラしてしまったり、気分が落ち込んだりしてしまうときもありました。そんなときに、息子の面倒をみてくれたり、話し相手になってくれたりする母親の存在はとても大きかったです。そして、私の父親もお風呂にいれてくれるなど協力してくれたので、私自身の体の戻りも比較的早かったように思います。
身近な存在が支えてくれる中での子育ては、里帰り出産の最大のメリットだと思います。
実家で話し合って産後の生活をスムーズに
しかし、その一方で、実家であるがゆえに起こりうる問題もあります。
周囲の里帰り出産経験ママに取材してみると、
『甘え過ぎて、親とけんかになった』
『実家の母に、「託児所じゃない」と怒られた』
『実家で、頼りっきりの生活だったので、自宅に戻って一人で赤ちゃんの世話をするのが大変だった』
など、実家で甘え過ぎてしまって、ご両親の負担が増えてしまったり、自宅に戻ってからの生活がつらくなってしまったりといった問題点も浮かび上がってきました。
「話し合い」の大切さ
里帰り出産経験ママたちで話し合った結果、里帰り出産をする前におすすめしたいのは、「話し合い」です。
「話し合い」といっても堅苦しいものではなく、ご自身が生まれたときのエピソードなどを聞きながら、「ご両親が手伝えること」「実家で子育て以外に自分ができること」「協力してもらいたいこと」などの意思疎通を図っておくことが、必要なのではないかと思います。
子育ての中心は、父と母である夫と自分自身。実家とはいえ、甘えすぎてしまってご両親に負担をかけてしまっては元も子もありません。
赤ちゃんとの楽しい生活を皆でおくるために、ぜひ出産前に話し合ってみてはいかがでしょうか。
●ライター/miki(フリーライター)