加入は強制なの? 学校のPTAを退会する方法とメリット&デメリット
2014年4月17日 | よみもの加入は強制なの? 学校のPTAを退会する方法とメリット&デメリット

こんにちは。PTA生活10年目を迎え、また今年も役員をすることになった、ライターの川中利恵です。
皆さんはPTAに参加していますか? 中には参加を望んでいないのに半ば強制的に加入させられているという人もいるのではないでしょうか。
しかし、公立小中学校のPTA参加は基本任意です。東京都港区のサイトでは、「町会やPTAの強制加入は違憲」であり、もちろん村八分は許されないと明言されています。
今回はPTAについてお話ししていきます。
> PTA加入の任意性(P1)
> PTAを退会したいと思う理由(P1〜2)
> PTAを退会する前に考えてほしいこと(P2)
> PTAを退会するデメリット(P2)
> PTAを退会するメリット(P3)
> PTAを退会する方法(P3)
> PTAを退会するときの届け出の書き方(P3)
> PTAの退会を拒否されたときの対処法(P4)
> PTAを退会したママたちの体験談(P4)
> いっそのこと、自らがPTAの体制を変えるという手も(P5)
> まとめ(P5)
PTAがある理由

そもそも、なぜPTAは存在するのでしょうか?
PTAは日本語で訳すと「保護者と先生の団体」という意味になります。つまり、先生と保護者が協力して生徒たちのために活動を行う団体のことです。
PTAは基本的に、“生徒の健全な成長を図ること”を理念として活動していることが多いです。
具体的には、
・学校や自宅における教育環境の改善
・生徒の学校外での生活指導
・保護者同士の情報交換や親和のための活動
・地域における教育環境の改善
などが挙げられます。
PTAのほとんどはボランティアで行われており、「子どもたちのより良い成長を手助けしたい!」という善意のもとで活動しています。
PTA加入の任意性

PTA加入は基本的に“任意”で行われることになっています。
しかし、実際はほぼ自動的に加入させている学校がほとんどで、入学時に他の必要書類と一緒にPTA加入の書類を渡すことで、さも署名が必須かのように思わせているケースもあります。
また、任意だからといって加入をしなかった場合、他のPTA会員の保護者たちに村八分にされたり、卒業式に自分の子どもだけ花が用意されていなかったりといった嫌がらせが起こることもあり、「それが嫌なら加入すべきだ」という暗黙のルールが存在していることも多いです。
そのため、ほとんどの場合PTAの加入に任意性はなく、ほとんど強制的に参加させられているというのが実情のようです。
PTAを退会したいと思う理由

半ば強制的に加入させられることが多いPTAですが、やはり退会を望んでいる人は少なくありません。
彼らはどんな理由でPTAの退会を望んでいるのでしょうか。
(1)無理に活動に参加させられた
PTAには学校行事や清掃作業など、さまざまな活動があります。
とくに仕事をしながらPTAに参加しているママにとって、そのすべての活動に参加することは非常に難しいことです。
しかし、仕事の都合で活動に参加していないと、役員の人から「○○さん、なんで今日来てないの? 人手が足りないから来てもらえないかしら?」と無理に参加を勧める連絡が入ることもあるようです。
また、直接参加を促されなくても、活動を欠席した日にママたちに悪口を言われることを恐れて仕事を早退してまで参加するという人もいます。
そうした息苦しい環境の中で、PTAを退会したいと思う人は少なくないようです。
→次ページでは、引き続き“PTAを退会したいと思う理由”について見て行きましょう。