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毎日使う食器にこだわりたい! 陶器と磁器の違いと基礎知識

毎日使う食器にこだわりたい! 陶器と磁器の違いと基礎知識

【女性からのご相談】
この春から新居に引っ越します。せっかくなので、毎日使う食器はこだわって選びたいと思っています。そこで疑問に思ったのですが、陶器と磁器ってどう違うのですか? 見た目は変わらないのに、どのような違いがあるのか知りたいです

a 大きな違いは原料。

こんにちは。キッチンライフアドバイザーの小竹三世です。

新生活も始まり、新しい道具を揃えることの多い時期ですね。

器と言えば代表的なのが陶器と磁器。同じ器でもその性質や特徴は全然違います。今回は、それぞれの特徴について説明していきたいと思います。

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陶器と磁器、一番の違いは原料となる粘土です

陶器

陶器はカオリン(鉱物の一種)を含まない粘土を低温で焼いて作ります。

温度差に強く、熱くなりにくく冷めにくいのが特徴です。土ものと言われ、素材を生かした暖かい味わいや表面の素朴な風合いがあります。その反面、水分を吸収するという性質がありますので、シミや匂いがつきやすく、欠けやすいのが難点です。

釉薬でコーティングしてあるものを選べば水はほとんど通りません。

陶器は瀬戸物や唐津(からつ)物ともよばれます。

磁器

陶石を砕いたもの(石英や長石)や粘土を使い、高温で焼き締めます。硬くて丈夫なので割れにくいのが特徴です。石ものと言われ、白くガラスのような滑らかさがあります。

陶器とは反対で吸水性がなく、色や匂いはつきにくいのですが、熱くなりやすく、冷めやすいのが難点です。

せっ器

また、陶器と磁器の中間でせっ器といわれるものがあります。せっ器は鉄やアルカリ分の多い土を使い高温で焼きしめて作り、硬質ながら吸水性も少しあります。陶器と磁器、双方のいい面を持ちあわせています。


これらの他には、ボーンチャイナと呼ばれるものがあります。

ボーンチャイナは牛の骨を焼き込んだ焼き物で、透光性に優れ、柔らかな艶があるのが特徴です。原材料に含ませる酸素の量で、クリーミーな色合いに仕上がったり、真っ白に仕上がったりします。

●ライター/小竹三世(キッチンライフアドバイザー)

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